QuizKnock

アプリで記事をもっと見やすく

インストールする

カテゴリ

ログイン
PR
株式会社宝塚クリエイティブアーツ

あさぬまです。社会人歴はこの春で3年目になりました。

読者のみなさんのなかには、大学生活の最後に卒業旅行に行った方・行く予定の方も多いと思います。どこに行きましたか? 行きたい場所はありますか? 旅が大好きな私は、自分の話もしたいし、他の人の話も聞きたいです。

ということで始まりました「卒業旅行、ここ行った!」! QuizKnockメンバーが、卒業旅行の思い出を紹介! 5日連続公開、全5本のシリーズでお送りします。

もくじ

#1:東京の最果て・小笠原諸島へ(あさぬま
#2:日本の「端」を制覇する(鞠乃
#3:「ガチの北海道」珍道中(かっきー
#4:クイズ番組の賞品・クルーズで巡る西日本(松林 陸
#5:学生最後のひとり旅。憧れの国:インドへ(森田 晃平

「時間のかかる旅」を求めて

時間がかかる旅をするなら学生のうちだよ

大学の先輩からよく聞かされた言葉です。社会人になっても旅はできるけれど、学生よりも時間の余裕がなくなるので、旅先や交通手段の選択肢も変わるとのこと。その話が印象的で、卒業旅行では時間がかかる旅をしたいと思っていました。

そんな時に見つけたのが、小笠原諸島でした。小笠原諸島へのアクセスは、「東京港から船で24時間かけて向かう」が唯一の手段です。しかも船の就航は基本的に6日に1回。つまり、最短期間の旅でも現地で3泊4日、船旅も含めれば5泊6日かかります

▲本土と父島を結ぶ船・おがさわら丸

これこそ私が求める旅だ……! 行こう!

思い立った勢いそのまま、行き帰りの乗船券と現地の宿を手配しました。本土では寒さが厳しい2月、ひとりで小笠原諸島へ出発します。

「東京から1000km離れた東京」、小笠原諸島

東京を出発してフェリーに揺られて南へ1000km、父島に到着しました。小笠原諸島は温暖な気候で、2月でも半袖で過ごせます。

また、「東京」と言えど、普段自分が過ごしている都会の雰囲気は全くありません。時間がゆっくり穏やかに流れるのを全身で感じながら過ごしました。

▲宿から数分の広場。空は曇っているのに海が青すぎる

4日間でサイクリングやハイキング、クルージングなどを楽しみました。特に展望台から眺める海は絶景で、滞在中は夕方になると毎日展望台に上って海を眺めていました。

▲イソヒヨドリ。世界遺産にも登録された小笠原の豊かな自然はそこらじゅうで実感できる

素敵な出会いも

この旅では島の方々との交流も思い出深かったです。滞在中は、宿のオーナーから島の歴史を教えてもらったり、居酒屋で同年代の店員さんと意気投合してお互いの大学時代の話で盛り上がったりしました。

▲カメの刺身(!)小笠原諸島では、カメをさまざまな調理方法で食べる文化がある

島での暮らしは自分では想像できない部分も多かったのですが、「“東京”だから宅配サービスが送料無料の時もある」というエピソードを聞いて、住む場所こそ遠く離れているけれど彼らは私と同じ都民なのだと実感することもありました。

「時間のかかる旅」は、学生のうちに

自然豊かな小笠原諸島には、ほかの旅行先では味わえない魅力が詰まっていました。帰りの船の中では名残惜しさに涙が出てしまったほどで、時間をじっくりかけて訪れる価値があると思います。ちなみにフェリーは学割が使えるので、学生はおトクに旅することもできますよ。

次回の「卒業旅行、ここ行った!」もお楽しみに!

展望台からの絶景!
ハハジマメグロ。有人島では母島のみに生息している
東京都道の最南端は、母島にある
オカヤドカリの道路標識
カメ煮。内臓も入って独特のおいしさ
南島。足元に来る波まで青い
クルージング中には野生のカメにも遭遇
旅のお供:愛車おにぎり号
名物、盛大なお見送り。「いってらっしゃい!」の声があたたかい

【あわせて読みたい】

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

関連記事

この記事を書いた人

あさぬま

好きなひらがなは「ぬ」。QuizKnock編集部で記事の編集をしています。人の話を聞くことが大好きです。

あさぬまの記事一覧へ