ここ数年、新型コロナウイルスの影響で、海外旅行から遠ざかる日々が続きました。旅行好きの私・森田も、かれこれ3年以上海外に行けていません。
▲2020年、コロナ前に行った最後の海外はプラハ(チェコ)だった
どこか気軽に行ける「海外」はないだろうか? 異国情緒を求めて調べているうちに、日本国内に、しかも神奈川県に、「海外」という地名があるという情報を見つけました。パスポートなしで行ける「海外」、最高ではないですか。
そうと知れば行ってみたい! ということで、今回も白羽の矢が立ったのはこの人。
▲今回もとりあえず呼び出した(「片道4時間かけて「なんもない駅」に行く」より)
どんな誘いだろうと全く断らない彼でも、“海外”だとわかればいろいろ準備が必要だと思うので、せめて行き先だけは事前に伝えておきました。
▲さすがに海外には戸惑うらしい
ガチの海外旅行だと思っている和歩が「パスポートの期限が切れてる」と言うので、説明がめんどくさくなり「まあなんとかなるから持ってきて」と言っておきました。そこでちょっとおもしろくなってしまい、信憑性を持たせるために印鑑も持ってくるように伝えました。絶対いらないけど。
▲そりゃそうなる
▲ノリで印鑑まで要求してしまった
念押ししておきますが、今回はゴリゴリの国内日帰りぶらり旅です。言うまでもなく、パスポートの期限切れで海外に行くなど、日本の司法が許すはずがありません。こんな状況でも、果たして和歩はやってくるのでしょうか?
そうして迎えた当日……
来ました。
集合場所は日本の玄関口、羽田空港の国際線ターミナルです。なぜなら、目的地である「海外」の最寄り駅へのアクセスがいいから。こんな奇跡ってあります?
▲平日だからか、人影まばらな羽田空港
▲釈然としない様子の和歩
海外にむかうぞ
▲ということで、京急線のりばへ
日本の表玄関から離れていく2人
まだ状況を理解できていない和歩を連れて、京急に乗り込みます。
▲京急蒲田駅で、三崎口行きの列車に乗り換え
▲多摩川を渡り、列車は神奈川県へ
シェンゲン協定:ヨーロッパの国々の間で、出入国の審査なしに国境を越えることを認める協定。
▲海外旅行の移動中には定番(?)のソリティアで遊んだ。5分もせずにクリアしてしまい、暇になった
▲三崎口駅が近づくと、車窓からは海が見えてきた
いよいよ「海外」へ
▲三崎口駅に到着!
▲バスに乗ったら「海外」に行けるらしい
20分後……