それは、この世とあの世の境界にあり、死者が冥土へ行く途中に渡る川。生前のおこないによって渡る場所が異なり、善人は橋、軽い罪人は浅瀬で済むが、重い罪を背負った人は深く流れの速い場所を渡らねばならないという――。
▲ 土佐光信画『十王図』にある三途川の画
そんな「三途川」が、現実世界、それも日本の群馬県にあるらしい。
旅行好きの私・森田は、気になるスポットがあったら全国どこでも1人で行ってしまいます。しかし、三途川を1人で渡るのは、ちょっと勇気が必要です。
ということで、白羽の矢が立ったのはこの人。
▲今回もとりあえず呼び出した(「片道4時間かけて「なんもない駅」に行く」より)
慶大生のQuizKnockライター。記事の企画で人手がほしい時、特に説明がなくても来てくれる。
「片道4時間かけて『なんもない駅』に行く」の記事では、筆者によって何も知らされないままタイトル通り片道4時間かけて栃木県にある秘境駅に連れて行かれた。
今回は何も知らせずに三途川を渡らせるのはさすがに気が引けるので、行き先だけは事前に伝えておきました。
▲いいんだ
そして当日……
▲埼玉・大宮駅で集合
▲前回の様子。和歩にとって初めての栃木が「なんもない駅」だった(滞在時間30分)
三途川の最寄り駅である上州
▲高崎駅で特産のだるまを横目に上信電鉄に乗り換え
▲風景もかなりのどかになりました
三途川の最寄り駅に到着
▲上州新屋駅に到着!
▲上州新屋駅の駅舎
〜1分後〜