③対決! 同じベクトルに「ヤバい」バンド名
こちらは箸休めコーナー。どこにも分類しきれなかったけど、やはりコレは触っときたい、というところを対決形式で紹介!
・往年の名バンド対決
THE虎舞竜 vs THE 東南西北
『ロード』でおなじみの虎舞竜と、『内心、Thank you』の東南西北。今更ですが読みも難し目ですね。「とらぶりゅー」vs「とんなんしゃーぺー」 です。
ちなみに、東南西北のボーカル久保田洋司は、トラジ・ハイジの『ファンタスティポ』の作詞を手がけています。
・読めない! 記号対決
□□□ vs OOIOO
これは上よりも読めない! 「くちろろ」VS「おーおーあいおーおー」。いとうせいこうがラッパーとして参加していることでも有名な□□□、この秋フェスで見ましたが、いい塩梅でした。
・帝国対決
ゆらゆら帝国 vs きのこ帝国 vs 妖精帝國
高校時代はゆら帝聴いてたタイプのオタクでした。きのこ帝国は詩的な歌詞と空間系のエフェクターが立つ。妖精帝國はアニメの曲をよく下ろしていました(ベスト盤のまとまりが良い)が、最近ヘビメタバンドに。
・重そうな漢字対決
八十八ヶ所巡礼 vs 打首獄門同好会
どちらも、名前に違わずヘヴィーなサウンドが売りのバンド。ちなみに、打首獄門同好会には『88』という四国八十八ヶ所巡礼をモチーフにした曲があります。
・なんかのお堂対決
風味堂 vs 一風堂
かつて一風堂と言えばラーメン屋ではなく、『すみれSeptember Love』だったわけですよ。
一方風味堂は技巧派トリオ。ピアノボーカル渡和久のプレイングは、歌いながらとは思えないレベル、圧巻です。
・日本語ラップユニット対決
サイプレス上野とロベルト吉野 vs キエるマキュウ
どちらも日本語ラップシーンをリードしたユニット。『フリースタイルダンジョン』で人気のサイプレス上野、ユニット名はそのまんまです。
キエるマキュウは、メンバーのMAKI THE MAGICが2013年に急逝。独自すぎるリリックで名前以上のインパクトを残しました。
ヒップホップユニットだと、四街道ネイチャーやULTRA NANIWATIC MC'Sなども得体の知れない感がありますね。
・その後どうした! 対決
渚にて vs asayake no ato
余韻を残そう、という感じのバンド名な2組は、どちらもフォーピースのバンド。渚にてはローでコアな音楽性、asayake no atoは王道系です。
・下ネタ系対決
O'tiempoman vs SUPER BUTTER DOG vs 面影ラッキーホール
名前の読みはあえて書かないこれらのバンド、「額面通り」な曲をプレイしているのは面影ラッキーホール(現O.L.H.)だけ。
O'tiempomanはハーコーなロックバンド。歌詞は若干パンキッシュですがサウンドはタイトです。
SUPER BUTTER DOGと面影ラッキーホールはともに日本を代表するファンクバンド(方向性は違います)。前者はレキシやハナレグミを輩出した技術屋集団。後者は……聞いてほしい! としか言いようのない世界観です。ぬるめのやつを貼ります。
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