④元気なガールズバンド名もいい感じでヤバい
最近のヤバい名前ガールズバンドの音楽が音楽関係の記事で語られる時、だいたい「女子の実情を赤裸々に歌った」なーんて書いてあります。
好みの分かれるところはあると思いますが、その系統の曲を歌っているバンドは、名前もだいたい赤裸々でアナーキー。
問題に取り上げた「チャラン・ポ・ランタン」も、ボーカルとアコーディオンという構成からは考えられない、砕けた歌詞の曲を歌います。
メジャーになってきたところで行くと、赤い公園、ねごと、SHISHAMOあたりも最初は「なんだこのバンド名!」タイプだったはず。
ネクストブレイク的なバンド名(「ネクストブレイクバンド」ではない)は、やはり「Su凸ko D凹koi」でしょうか。
読み方は「スットコドッコイ」。曲はまさに「女子の実情を赤裸々に歌った」感じ。SHISHAMOより少し歳が上なイメージの歌詞です。
Su凸ko D凹koiと名前でバトれそうなのは、
yonige
キノコホテル
虚弱。
くらいかなぁ。前に上げたOOIOOもガールズバンドですね。あまりにも見つからなくって渋谷のツタヤでカンニングしました。
⑤ソロのアーティストも強い! 個人名とは思えない名前群
ソロのアーティストも、勝手に自分で決められる分、ヤバさが滲み出がちです。
最近のメジャーどころだとやはり大橋トリオ。ソロなのにトリオ。勝手です。
選択肢に挙げた大正九年はソロテクノユニットなのに年号。The 1975と同じノリですがこっちは元号です。
冨田ラボの本業は音楽プロデューサー。キリンジのプロデュースで注目され、自身プロデュースのソロアルバムが人気です。
オノマトペ大臣はラッパー。tofubeatsの「水星 feat.オノマトペ大臣」がテレビでよく聴く定番のナンバーとなりました。
日本語ラッパーも逸材がいっぱい。オールドなところだとラッパ我リヤの山田マンが強い。
「Do The GARIYA Thing」での「山田マン参上/また波乱万丈/シャバは半狂乱/だからなんざんしょう」「粋な図らい込め言葉ばら撒き大空に羽ばたいてくような山田氏」は日本語ラップを代表するパンチラインです。
その他ですと、鎮座DOPENESS、鋼田テフロンあたりが最近有名ですね。剣桃太郎もよく考えたら丸々拝借なアーティスト名です。ラッパーは無限に出てくるのでこんなところで。
最近CMソング『よー、そこの若いの』でもおなじみの竹原ピストルも、わりかし自由な名前です。かつて組んでいた「野狐禅」も読めないバンド名として有名でした。「やこぜん」と読んで、邪道の禅を指す言葉だそうです。
竹原と同じ弾き語り系のアーティスト自体、最近注目が高まっており、当然ヤバい名前も登場しています。
オススメできそうなのはにゃんぞぬデシと細身のシャイボーイ。名前に負けず劣らず、中身もヤバめです。
その他にソロのアーティストで挙げるとすれば、
LOW IQ 01
リバーシブル吉岡
U-zhaan
やけのはら
などがソロにしては比較的ヤバめです。もう感覚が麻痺してきてますね。
ちなみに、選択肢で挙げた「映画で見た少女」はれっきとしたバンドの名前。「初恋の嵐」を思い出させる、甘酸っぱめのバンド名ですね。
ということで長々見てきました「ヤバい」バンド名。お楽しみいただけましたか?
是非1度、じっくりリンクの音楽を聴いてみてください。「ここに載ってるやつイッパイ知ってたよ!」「もっとこんなのがあるよ!」自慢もバリバリしてください。コレクションする楽しみも音楽の魅力のひとつですし。
ではまた~。