200個以上も雑学を準備したのに
当日、僕はディレクターとして現場のとりまとめをおこなっていました。最初のお店で次々と雑学を披露していくメンバーたちを見て、「あれ? 予想していた雑学が思ったより出てこないな?」と感じていたものの、撮影の進行で頭がいっぱいで、あまり考えている余裕がありませんでした。
▲その雑学、想定してないです……
しかし、1店舗目での撮影が終わり、得点計算のために岸本と川上のもとに向かったとき、一気に冷や汗が吹き出しました。「ほとんどがリスト外の雑学」という事実をつきつけられ、愕然としたのを覚えています。
結果的に、準備していた雑学231個のうち、メンバーから出た雑学は1割以下でした。メンバーたちが披露したのは、こちらが全く予測していないひねった雑学ばかり。
おもしろい雑学で動画の展開としてはありがたいのですが、結局今回もリアルタイム裏取りをすることになったのです。
▲1店舗目でリアルタイム裏取りを決意しました
▲リアルタイム裏取りの2人(写真左奥)。PCを首からかけて立ったまま裏取りしていた
当初懸念していた通り、出された雑学の全てを裏取りしていては撮影時間をオーバーしてしまいます。そのため、「阻止されなかった雑学」、つまりポイントが入った雑学だけをまずはその場で裏取りし、阻止された雑学は後日裏取りをすることにしました。得点の齟齬が出ないよう、かつ、制限時間内で撮影を終わらせるためです。
その場の判断ながら、そのおかげでポイントに間違いのない撮影をすることができました。スケジュールも一部押す部分はあったものの、撮影全体としては時間通り終了。岸本、川上、本当にありがとう。2人の校閲スキルに助けられました。
雑学が奥深すぎる
万全の体制で臨んだつもりでいたものの、正直、「雑学」を甘く見ていました。星の数ほどあるこの世の雑学を先回りして準備しておく、ということ自体に限界があったのです。
そして、伊沢さんは魚屋でシュウマイの話をする人なんですよね……。これまでの雑学企画の経験から、「このメンバーはこういう雑学を知っているはず」「こんなひねり方をするはず」というのはわかっていたつもりですが、今回のプレイングは想像を超えていました。
今回のような企画をするなら、アイテムごとの雑学もっとたくさん考えておくこと、リアルタイム裏取りができる人を増やすことが重要だということを学びました。
▲魚屋でまさかのシュウマイ雑学
ちなみに、ほとんど出番がなかった裏取り済みの雑学231個は、いずれ別の機会で使うつもりです。予想外の出来事の連続でしたが、次に繋がる経験がまたひとつ増えた動画でした。
感想は、Twitterのハッシュタグ「#高松Dのなんとかします 」で教えてください。次回も楽しみにしていてくださいね。
【前回はこちら】
【あわせて読みたい】