こんにちは、ライターの古郡 将也です。
みなさんは、ダチョウにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

卵の大きさはニワトリの卵25個分とあらゆる生物の中で最も大きく、その重さは約1.2kg。空を飛ぶことはできませんが、時速60~70kmで走ることができ、二足歩行の陸上生物の中では最速です。
卵が最も大きく、二足歩行で最も速く走れる……そんなダチョウですが、実は眼の大きさも陸上生物の中でトップクラス。人間のおよそ2倍にあたる約5cmの眼球をもちます。
その眼の大きさによって視力はなんと20以上に達するとも言われており、砂漠や平原で天敵の存在をいち早く察知することができます。
そもそも視力はどのように測るのか、そして視力20のダチョウには世界がどのように見えるのか、その驚異的な能力を紐解いていきましょう。
視力の測り方
一般的に「視力」とは、「2つの点を見分ける眼の能力」のことです。
下の図のように、2つの点と眼によって作られる角度のことを「視角」といいます。そして、2つの点を1点ではなく、2点として認識できる最小の視角が「最小可視角」です。

日本において、視力は最小可視角を用いて次のように表されます。

視力を測るための標準的な視標として、ランドルト環があります。視力検査でおなじみの、アルファベットの「C」の形をした図形です。
下の図のように、外径が7.5mmのランドルト環を5mの距離から見るとき、切れ目と眼が作る視角は1分になります。
先ほどの式に当てはめると、この切れ目の方向がわかるときの視力は、1÷1(分)=1.0と求めることができます。

これが視力の仕組みです。いよいよ準備が整ったので、これまでの話を踏まえてダチョウの凄さをご覧に入れましょう。


























