どうも、シャカ夫です。
近頃健康ブームが続いていますが、その中でも手軽な健康食品として「雑穀米」はよく話題に上がります。
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白米のほかに、ヒエやキビといった雑穀を混ぜ合わせて炊くことで、ビタミンなどの栄養素をより多くとることができるという雑穀米。
5種類の穀物を混ぜた「五穀米」なんてもう当たり前、今では30種類以上の雑穀を配合したものも珍しくありません。
ですが私はふと、こういった「穀物がいくつも含まれている雑穀米」を見たときにこう思ったんです。
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穀物は人々の主食となる食材。世界中の食材に目を向ければ、穀物の種類は30やそこらではおさまらないはずです。
ならば「穀物と言い張れないこともない」くらいの食材もかき集めれば、100種類の穀物を使った「百穀米」をつくることも可能なのでは?
五穀米でさえ健康に良いと謳われるのだ。その20倍の穀物を使ったご飯なら、食べた人は計り知れないぐらい健康になるのでは……!?
気がつくと、私は通販サイトを開いていました。
「百穀米」を炊く壮大なプロジェクトが、ここに始動したのです!
目次
○材料集め
○調理開始!
○みんなで実食! PART1
○みんなで実食! PART2
○撮影中のオフショット
材料集め
穀物の定義は「人間が種子などを常食とする農作物の総称」。つまり、イネやコムギなどのメジャーなものだけではなく、アワやヒエ、マメまで穀物に含まれるのです。
つまり、イネ科植物各種とマメ類を中心に取り寄せていけばいいわけですね。しっかり吟味して、100種類かき集めていきましょう。
もともとある「〇〇穀米」をベースに、手当たり次第に各雑穀を購入していきます。
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同じ種の植物でも、白米と玄米や丸麦と押し麦のように加工や育て方の違いによって別の「穀物」とカウントすることができます。これによってかなり数をかせげますね!
丸麦と押し麦:精白した麦粒が「丸麦」、それを押しつぶして平たくして乾かした物が「押し麦」。同じ麦でも加工方法が異なる。
そして、次の段階では「〇〇穀米」に入らないようなマイナー穀物を揃えていきます。話に聞いたことしかないレアな高栄養作物から、名前すら知らない謎の豆など、とにかく買っていきます。
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また、100種類も揃えるためには少々苦しいこじつけ……否、「定義の拡大」も必要になってきます。
穀物そのものがOKなら、それを用いた加工食品ももちろんOK。マメ類がOKなら、「豆」と名がつくものは混ぜてもいいわけです。というか、どうかそういう風にして大目に見て下さい。
というわけで、小麦粉やコーヒー豆だって混ぜていいんですよね。
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他にも、葉を用いているとはいえれっきとしたマメ科植物が原料のルイボスティーだって許されます。
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こうしていくうちに、なんやかんやで84種類の雑穀(?)を入手することに成功しました。
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リストに並ぶ名だたる穀物穀物穀物!! もう、文字列を読むだけで健康になりそうです。
ここまでで購入した穀物は全て十分に乾燥しているものだけ。つまり日持ちします。
ここに、液体や足が早い加工品を加えることで、ちょうど100種類にします。あとは「百穀米」を調理する日の目前で買いそろえることにしましょう。
残り16種類の「穀」が何かは当日のお楽しみ。もちろん調理はぶっつけ本番です。
意外と集まったなという安心感と期待、そして上手く炊けるんだろうかというものすごい不安を胸に、この企画は調理パートへと突入するのです……!