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『高校生クイズ』の……最後はまじめな話

伊沢「優勝して感じた、「あなたにとっての高校生クイズ」とは何かを教えてください。」

いろいろ考えたんですが、ここはやはり、本人たちの言葉を原文ママで載せます。僕の主観が少しでも入るといけないですし、何よりも、ナイスな文章になっていますから。

伊藤「友人が「一緒に『高校生クイズ』に出よう」と誘ってくれたことがきっかけで、興味本位で始めたクイズは、今や僕という人間を考えるにあたって欠かせない要素の一つとなりました。そしてクイズを始めて1年4ヶ月ほどで、まさか自分が辿り着くことなどないだろうと思っていた舞台に立つことができました。僕が憧れていた栄冠は、言ってしまえば何ともあっさりと僕のもとに転がり込んできてしまったわけです。

そしてその重さは放送が終わった今でもまだ実感できていませんが、新しい『高校生クイズ』を経て得た友人や思い出は本当にかけがえのないものです。どんな形式であったとしても、高校生クイズでの優勝というのはクイズをやっている人にとってとても価値のあるものだと思います。ですが、僕にとってはそれよりも、クイズを通して普段ではありえないようなことを体験できたというところに高校生クイズの価値がありました。」

猪俣「昔の体力勝負や、5年ほど前の超難問、最近の『ウルトラクイズ』を踏襲した形式など、過去何度も様々なクイズ形式が用意されてきましたが、その違いもすべて含めて『高校生クイズ』だと思っています。

もちろん「昔の方が良かった」という声もありますが、昔も今も変わらず高校生たちを楽しませてくれる存在であるということに代わりはないと思います。」

全国の頂点に立った彼らが強調するのは、「頂からの景色」ではなく、「そこに至るまでの楽しかった旅路」でした。もう、ここまで読めば、僕がまとめるまでもないですね。

伊藤くん、猪俣くんの二人が今まで歩んできた道の楽しさ、味わっていただけたことと思います。彼らのこれからの旅にも注目です!

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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