『高校生クイズ』のウラ話2 旅行として凄い!
伊沢「『高校生クイズ』伝統の定宿「機山館」はどうでしたか?」
伊藤・猪俣「今回は宿泊しませんでした。」
ムムッ! これ、OBとしてはちょっとショック!
出場者にとっての「聖地」とも呼ばれる、本郷三丁目駅そばのホテル「機山館」。全国大会初日にはここに皆が集まり開会式を行うのが定番でした。僕は合計で10泊以上したので愛着MAXなので、やっぱり寂しい(グアムで敗退した高校は1泊したようです)。
代わりに泊まったホテルは、池袋ロイヤルホテルとホテル日航成田とのこと。機山館よりハイグレードやん。高校生がテレビ局のお金で泊まれるなんて……改めて、羨ましい!
伊沢「移動日や休養日が多かったと思いますが、その間はどのように過ごしていましたか?」
伊藤「日本ラウンドではトランプか人狼(会話型のゲーム)をしていたことが多かったです(笑)。とてものんびりと過ごすことができました。」
猪俣「全国1回戦が終わってからグアムに行くまでは数日間フリーな日があったので、夜は毎晩2時までみんなでトランプをしたり談笑したりしていました。昼間は、スタッフに連れられて科学未来館に行ったり、灘高校出身の先輩と東京大学のオープンキャンパスや国立新美術館に行ったりしました。」
さながら修学旅行! やってることはトランプなのに、無性に楽しいあの感じ。かつての大人気番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』は過酷なバス移動も定番でしたが、こちらは旅程も快適そう。
全国から集まる高校生たちにとって『高校生クイズ』は、そもそも東京観光を楽しめる機会として重要です。収録で仲良くなった高校同士で東京観光、というのが定番でした。東京の大学に通うバイトスタッフが同行してくれるので、さながらガイド付きのツアーです。東京代表だけは、特に行くところがなく手持無沙汰になってしまうのですが……。
伊藤「アメリカに行ってからは時々観光することができ、帽子なんかはアルバカーキにいる間に買いました。それなりに自由時間があって、楽しめたと思います。」
猪俣「グアムでは放送されたようにシーウォーキングをしたり、ニューメキシコ州のアルバカーキやサンタフェで街の観光、さらにはロサンゼルスではハリウッド観光をしたりと、毎日が充実していてとても楽しかったです。」
現在のルールでは1回戦を勝ち抜けば海外に行くことができる、つまり海外観光もセット! 普通のツアー旅行ではなかなか寄らない街に行けるのもオトクなポイントです。僕は優勝旅行でようやく辿り着いたアメリカ、2回戦から行けるのはゼイタク!
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