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『読むだけですっきりわかる日本史』が助けてくれた

――ところで、こうちゃんがそうやって歴史に興味を持って勉強するなかで、当時何か印象深かった本はあった?

こうちゃん やっぱあれかな、『読むだけですっきりわかる日本史』かな。

▲連載「東大生の本棚」でも推していた本

――『読むだけですっきりわかる日本史』?

こうちゃん東大生の本棚」って記事でも紹介したんだけどね。中学校のときは「朝読書の時間」があって、その時間に読んでた。そもそも本を読むのがあまり得意じゃなかったから、その本ばっかり読んでて。多分20周くらいはしたと思う。

『読むだけですっきりわかる日本史』(宝島社文庫):後藤武士著。旧石器時代から平成に至るまで、日本史の重要トピックが簡潔にまとめられた一冊。おもしろエピソードなども多く掲載されていて、読みやすいと評判。


――それはすごいね。

こうちゃん あれ高校レベルの内容も扱ってるのよ。既に中学のときに高校日本史はかなり勉強してる状態だったから、高校に入学してから「これ知ってるな」みたいなのがあったね。

――でもいろんな本があるなかで、なんでこの本を20周もしたの?

こうちゃん 新しい本に手を出す方がむしろ苦手だったから、ずっと同じの読んじゃって(笑)。もしかすると、もっと読んでるかもしれない。それで延々と読むうちに、気付いたらいろいろ覚えてた。

――「朝読書の時間」って大抵短いから、ちょっとルーティンっぽくなるもんね。それで必ず歴史の本を開く習慣ができたんだ。

こうちゃん そう。『スッキリわかる日本史』と、あとは小説版『サマーウォーズ』、『機動戦士ガンダムSEED DESTENY』の本を読んでたね。

――こうちゃんの3本柱そんな感じなんだ。そのラインナップに日本史が食い込んだのは大きそうだね。

こうちゃん その3つしか本当に読んでなかった(笑)


前編ではこうちゃんと「歴史」との出会い、そして好きになった幼少期の思い出について語ってもらいました。中編からは、より深くその世界にのめり込んでいった背景に迫って行きます。

【中編に続く】

▲こうちゃんによる世界史講座「古代ローマ編」もあわせてどうぞ!

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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