どうも。こうちゃんです。
これまでに30記事くらい書いてきましたが、クイズがない記事は初めてです。いつもは敬体(ですます調)で文章を書いていますが、この記事はなんとなく常体(だ・である調)で書きたい気分なので、常体で書こうっと。
さてさて、東大生だからといってみんな読書が大好きかと言われたらそんなことはない。 私という反例がいる。なぜだかわからないが、小学生の頃の私は読書を毛嫌いしていた。中学生以降は嫌いではなくなったが、そんなこんなで私は今でも本を読む習慣はない。これまでに読んだ本の数、おそらく100冊に満たないのでは?という感じだ。
だが、その分数少ない読んだ本への思いは深い。これまでに読んだ本たちは、おそらく5回は読まれている。 同じ本を何度も読むのだ。次の展開を全て知っている、そういう安心感の中で読むのもまた、初見では気づかないようなことに目がいく余裕が生まれるものだ。
さて、本の紹介に入ろう。「へえ。こんな本を読んでるのか。」というくらいの気持ちで見ていただきたい。
『空想科学読本7』柳田理科雄
漫画・アニメ・特撮で描かれるキャラクターの設定を「科学的」に検証するという内容の『空想科学読本』シリーズ。私が小学生の時に初めて買ったのは『空想科学読本7』であり、今でも実家に帰ったら読みたくなる。
この本の何がいいって、理系的な内容なのに「愉快な」ところ。 軽妙な書き口で、中学校の朝読書の時間に読んでいたら思わず吹き出してしまい、まわりの子達に必死に説明したのも懐かしい。また、今まで見たことのなかった漫画やアニメに思わぬ形で出会えるのも嬉しい。
著者の柳田理科雄さん(本名です!)は、幼少より科学者を志望していたとのこと。また、特撮作品やアニメが大好きだったらしい。まさしく自分の好きなことを仕事にしていて、かっこいいなあと思うばかりである。
『読むだけですっきりわかる日本史』後藤武士
中学生のある日突然母親に手渡されたこの『読むだけですっきりわかる日本史』は、おそらく20回は読んだのではないだろうか。
「東大生、勉強の本しか読まないのかよ!」とか思う人もいるかもしれない。しかし一度読んでみれば、中学生の私が20回も読んだ理由がわかると思う。とにかくわかりやすく、面白い。
この本の何が好きかって、表現の「軽さ」である。どの時代の出来事もかるーく書かれている。それが「日本史」という多くの人にとって重く感じそうなテーマなのに、気軽に読める要因となっている。今まで歴史に苦手意識を持っていた人は、読めば歴史に対するイメージが変わるかなと思う。ちなみに『読むだけですっきりわかる世界史』や『読むだけですっきりわかる平成史』などもある。
『サマーウォーズ』岩井恭平
言わずと知れた細田守監督の『サマーウォーズ』の小説版である。中学生のある日、電車が好きなかわいい弟が駅に行ったお土産として買ってきてくれた。
小説はアニメと比べ、アクションの派手さなどでは劣っているものの、人の細やかな心の変化などを丁寧に記述できるという点で優れていると思う。 映画版と小説版、ストーリーこそだいたい同じであったが、私の受けた印象はまるで異なった。映像で見るか文字で読むかでこうも違うものになるんだなあと中学生ながら思った記憶がある。
原作を違う媒体で展開することは最近であればよくあることである。同じものを見るという感覚を捨て、いっそ別の作品を見ると思って読むのも良いのかもしれない。
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以上3作品、いかがでしたか!?
次に紹介する本は何にしようかなあ。この記事、書いていると楽しくなってきます!
それではまた。