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藤井五冠・羽生九段の戦いが熱い!

現在、七番勝負が進行中の王将戦※5は、新世代の王者・藤井聡太王将に、将棋界のレジェンド・羽生善治九段が挑むという、まさにドリームマッチというべき対決です。

▲王将戦の解説動画(「藤井聡太王将vs羽生善治九段について語ります【世紀のタイトル戦】」より)

※5)王将戦:将棋界に8つある「タイトル戦」のひとつ。勝った棋士がコスプレする「勝者の記念撮影」も名物。

中村 両者譲らずの展開で、間違いなく歴史に残る一戦になると思います。自分がプロ棋士として注目しているというのももちろんありますが、どれだけ価値のある戦いが行われているかを多くの人に知ってもらいたいですね。

ーー太地先生は対局者として第一線で戦いながら、将棋の解説やYouTubeチャンネルなど、幅広く将棋の普及に力を入れておられますよね。

▲レジェンド・羽生九段とのコラボ動画

中村 「棋士の仕事は対局と普及だ」と、師匠(故・米長邦雄永世棋聖)からずっと教えられてきました。ファンの方々が見てくれているから、プロ棋士という仕事は成り立っていますよね。

香川さんもYouTubeをはじめ、マルチに活動されていますよね。

ーーとんでもないです。太地先生や先輩方が、対局の第一線で戦いながら広報にも取り組まれていて、それに影響を受けている部分も大きいです。

▲太地先生とのコラボ動画(「【将棋】中村太地七段と、棋士・女流棋士の違いを語りました。」より)

将棋から「考えることの大切さ」を学んだ

ーー改めて、太地先生の思う将棋の魅力はどんなところですか?

中村 決まったルールの中で、自分らしい将棋を創り上げていくのはやり甲斐がありますよね。その上で勝てると喜びも大きいです。

▲将棋の魅力を語る

中村 あとはやはり、年齢・性別関係なく、色々な人が楽しめるゲームというのは大きな魅力だと思います。

ーーシンプルだけど奥が深いですよね。将棋を通して、どんな能力が培われたと思いますか?

中村 考えることの大切さ、楽しさ、あとは根気といったところでしょうか。

プロになった今でも、考えても考えてもわからない場面はあるのですが、だからこそ勝つと嬉しいですし、負けると悔しくてもっと強くなろうと思えます。

▲負けはいつだって悔しいもの(「世界最速の将棋に挑戦」より)

ーー最後に、読者の皆さまへ一言お願いします。

中村 この記事をきっかけに、将棋により興味を持っていただけたらうれしいです。私自身も順位戦※6でA級昇級の可能性があります。A級は棋士として誰もが目指すところですので、しっかり頑張りたいなと思います。

※6)順位戦:タイトル戦のひとつ「名人戦」の予選にあたる棋戦。実力によって級が分かれており、中村七段は上位から2番目の「B級1組」に所属。勝者が名人位に挑戦できる「A級」への昇格に王手をかけている。

中村 香川さんがこのような場で発信されることも、将棋界にとってありがたいことです。お互い頑張りましょう!

ーー大切な時期に、貴重なお時間をいただきありがとうございました!


今回は、中村太地先生にインタビューしてまいりました。初めての試みで緊張しましたが、クイズや学びについてなど、この記事ならではのお話も伺えて大変興味深かったです。

今後もゲストの方々をお迎えして、将棋やクイズの魅力について考えていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします!

コラボ動画公開中!

「棋士中村太地将棋はじめch」および「女流棋士・香川愛生チャンネル」で、クイズ対決動画が公開中! こちらもあわせてお楽しみください。



筆者プロフィール

香川愛生(かがわ・まなお)

東京都調布市出身、29歳。女流四段。立命館大学文学部卒。

2008年、中学3年生でプロ入り。2013年に初タイトル「女流王将」を獲得。

趣味はポケモン、名探偵コナン、クイズや謎解きなど。

【将棋に関する記事はこちら】

【QuizKnockメンバーのインタビュー集】

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この記事を書いた人

QuizKnock編集部

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