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施設見学2:Belle II測定器

続いて訪れたのは、「Belle II測定器」と呼ばれる測定機器が置かれている研究施設です。

ここでは、後に登場するSuperKEKB加速器での実験で生成される素粒子反応をとらえ、それらの測定やデータの収集等を行います。

▲Belle IIの断面図(原寸大)。その手前で棒を持っているのが、案内役の中山さん

先ほど、「ミニ・ビッグバン」を再現する際に電子と陽電子をぶつけるという話があったと思います。Belle II測定器では、ぶつけた結果四方八方に飛び散る粒子をとらえ、その粒子がどんな性質を持っているかを測定しています。測定器の模型がこちらです。

▲Belle II測定器の1/10スケール模型。実際は縦・横ともに8mほどある

粒子がどの方向に飛び散っても検出できるよう、センサーは電子と陽電子がぶつかる部分を何層にも取り巻くような構造になっています。

中山さんのレクチャーの中で、参加者の賢さに須貝が舌を巻くこんな場面も。

生まれた直後の宇宙の中にある粒子の運動スピードは限りなく光速に近くて……
ちょっと待ってください。世の中で一番速いスピードが、光のスピードってみんな知ってる?
はい、知ってます!
もうその時点でかなり賢かったわ。

今しか見れない貴重な実験機器

Belle II測定器の説明を受けた後、一行は装置の実物を見学に。

▲実物を見るととてつもなく大きい

▲装置が停止している期間だけ、測定器をよく見ることができます

ちなみに、Belle IIを用いた実験は、26の国と地域から集まった1,000人を超える研究者によって行われています。建物内部には、その国と地域を示す国旗が掲げられています。

▲当日の参加者の中に、国旗が示す国を全て答えた猛者がいました

Belle II測定器の周りをぐるっと一周した後は、実際にBelle II実験に使用されている装置が展示されている部屋を見学しました。

▲Belle II実験を支える装置たち。これらはほんの一部です

Belle IIの見学はこれにて終了。再びバスに乗り、次の見学施設へと向かいます。

次ページ:直径1kmの超巨大装置! 素粒子をぐるぐる回すSuperKEKB

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