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[法務省]人権問題は決して、自分以外の「誰か」のことではありません。
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こんにちは、志賀です。

早速ですが、皆さんはカクテルお好きでしょうか。

▲大人の嗜みってやつ

様々なアルコール飲料の組み合わせが一つのハーモニーを奏で、色とりどりの輝きを放つカクテル。一流のバーテンダーによって振る舞われるそれは、まさに芸術品です。

しかし、そんなカクテルはオシャレすぎるが故に嗜みとしてのハードルが高いのも難点。バーとか気軽に入るの怖くないですか? 私は怖いです。ましてや、カクテルを自分で作るなんて尚更です。

でも、それでもオリジナルカクテルを作りたい……!

しかもQuizKnockらしさ溢れる飛びっきりインテリジェンスな奴を……!

というわけで今回はお酒好きのライターに集まってもらい、それぞれが考えたオリジナル「インテリカクテル」を振る舞ってもらうことになりました。

ルールは簡単。それぞれがある「偉人」をイメージし、その人物をカクテルで表現するというもの。果たして、頭脳派のライター陣はどんな作品を披露してくれるのでしょうか。

今回の参加ライター

志賀玲太:企画を持ってきた張本人。お酒は好きだが弱いタイプ。
あさぬま:大学では日本語について学んでいるライター。国語辞典と日本酒が好き。
ソフロレリア:4人の中で唯一の博士号持ち。三度の飯よりお酒が好き。
河村・拓哉:QuizKnockのブレーン的存在。お酒は好きだが酔うと大変。

※本企画は2021年に撮影したものです。また、換気・消毒などの感染対策を徹底した上で、撮影時と試飲時のみマスクを外しています。

1人目:志賀玲太

▲このオシャレなバーは今回の企画のためだけに貸し切りました

さっそく今回の企画立案者でもある志賀からスタート。トップバッターだけに、どんな偉人をチョイスしてくるのか注目が集まります。

私はとにかく見た目重視で行こうと思います。
早速不安になる発言だ。
偉人のイメージを再現するために、使うお酒以上に作る工程そのものに注目していただきたいです。

まずベースに使うのはブランデー、そしてコーヒーリキュール

用意したアルコール飲料を次々シェイカーに注いでいく志賀。ベースにはブランデー、そこへ「カルーアミルク」にも用いられるコーヒーリキュールが加えられます。度数は高めのようですが、甘い口当たりになりそう。

更に生クリームも加えます。
甘いテイストになるのは間違いなさそうだな。
材料を全部入れ終わったら……。

シェイク!

これがやってみたかったから企画したまでありますね。どの高さで振ればいいかも全くわからない。
大丈夫、みんなわかってないから。混ざってればいいよ
ともかくこれをグラスに注ぐと……

▲グラスに注がれ初めて姿を見せるカクテル

私のカクテルで重要になるのは何より「色」です。皆さん、このカクテル何の色に見えますか?
うーん、わからないなぁ。
これは絵を描くのに使うキャンバス地の色のイメージなんです。地塗りもされていない、まっさらな麻の色です。

▲左がよく目にするキャンバス。絵を描きやすくするために目が潰されているが、右のような元の布のまま使う画家もいる

だから皆さん、目の前にあるカクテルは今からキャンバスだと思ってください。ここからが最も大事な作業です。

そう言って志賀が取り出したのはチョコレートペン。それをカクテルの上空に掲げると……。

アクションペインティング!!
はみ出してるはみ出してる!
いきなり乱暴になったな。
というわけで今回私がイメージしたのは、アメリカを代表する抽象表現主義の画家ジャクソン・ポロックです。
ポロックは、床に広げた大きなキャンバスの上に直接絵具を振りまいたりたらし込んだりと、体全体を使った大胆な技法で知られる画家です。
その技法は「アクションペインティング」と称され、高い評価を得るに至りました。今回のカクテルではキャンバスに見立てたベースの上にチョコレートソースを振りまくことで、彼の作風を再現しました。
初っ端からやりやがった。

ジャクソン・ポロック:1912年にアメリカのワイオミング州で生まれた、抽象表現主義を代表する画家。床に置かれたキャンバスの上に絵具を滴らせる技法を特徴とし、「アクションペインティング」と称された。

 

志賀玲太のインテリカクテル

▲ポロックの画集。表紙の絵からも暴れ回るような絵具の軌道がわかる

あ、こういう絵見たことある!
ポロックはフロイトとユングの影響を受けていたそうなので、このカクテルをご自宅で作る際は彼らのことを考えながら作ると良いものに仕上がるんじゃないかと。
ハードルが高すぎるよ。

試飲

一人目にして伝わりづらいネタを持ってきた志賀。インテリカクテル選手権ではコンセプトだけでなく、味も評価の対象となりますが、果たして……

普通に悪くないな。
香りもいいし、ブランデーがベースで度数も高いのに飲みやすいですね。チョコも合ってるし。
味はほとんどカルーアミルクに近い感じかな。確かにおいしいけど、材料からのイメージ通りすぎて、ちょっとインパクトには欠けるかも。

「画家の作風をそのまま再現する」アイデアで好感こそ得たものの、良くも悪くもストレートな味で他参加者からの評価は伸び悩む結果に。

おいしく、そして新しくあってこそのインテリカクテルであるという認識がここで共有されました。

ちなみにトリビアなんですが、ポロックは生涯アルコール依存症に苦しみ、ついには飲酒運転で事故を起こして44歳で亡くなってしまったという。
飲酒運転ダメ、ゼッタイ。
なんでよりによってそんなやつ選んだんだ。

次ページ:博士の頭脳はカクテルに生きるのか?

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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