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イェーーーーイ!!!
エンジン全開だな。
なんてったって今日やるのは……
クイズ!!!
そう、今日はこの4人で……
プライドを懸け、作問バトルをする。
ルールは至ってシンプル。
一番面白いクイズを作った人が優勝!
こんなに真剣な企画もなかなかないな。
今日は一体どうなっちゃうんだ〜〜?
……では、始めていきましょう!
今回の参加メンバー
鶴崎修功:東大数学科出身の博士号持ち。クイズ大会「Megalomania Tokyo」を主催するなど作問経験も豊富。
東問:クイズ大会「abc」の優勝経験者。愛してやまない「あるもの」にちなんだクイズで勝負。
木村真実子:東大農学部在学中のWebライター。QuizKnockでは作問の仕事にも携わる。
伊沢拓司:あらゆるジャンルを網羅するクイズ猛者。幅広い知識が生み出す渾身の1問に注目。
クイズを使ったバトルと聞いてやる気満々の4人ですが、今回はただの作問対決ではありません。というのも、こちらの記事は……
株式会社JERA様の提供でお送りします!
いつもありがとうございます!
本日のルール
今回は、株式会社JERAさんが2050年時点でのCO2排出ゼロに挑戦するプロジェクト、「JERAゼロエミッション2050」に関する作問バトルを行います。
ゼロエミッションとは、人間の活動による温室効果ガスや廃棄物の排出を可能な限りゼロに抑える取り組みのこと。この活動にちなみ、4人は「ゼロ」をテーマにした2問のクイズで勝負します。
ずいぶんと無茶なお題だなあ。
普段はみんなに正解してもらいたくてクイズを出すのに……。
ふんっ。ゼロに関する問題らしいが、自信は100だ。
(……この人はブレないなあ)
一般的には「ゼロ」って、あんまりいいイメージではないですよね。
たくさんフォロワーがいても、X(旧Twitter)のリポストが0だと悲しい。
それは深夜4時とかにサッカーの実況してるときでしょ。
そんな「ゼロ」のイメージは、果たして企画を通して変わるのでしょうか? さっそく「正解率0%の難問」から発表していきます。
Round1:超難問を作れ!
1人目:鶴崎修功
トップバッターは鶴崎。意気込みはずばり、「絶対優勝!」だそうです。
▲切り込み隊長、気合いは十分
やっぱ難問クイズっていうのは、「答えられそうで答えられない」のが良いわけですよ。それでいて面白い問題というのを作りたいわけ。
僕のは、それです。
今、「俺のは超理想的な問題です」って言ったな……。
クイズの究極を見ろっ!!
???????
じゅ、11文字……?
……この企画、ヤバいなあ。
▲1問目からペンがストップ
書けた! 1、2、3、……11文字ある!
萩尾望都さんじゃん。
萩尾望都:『11人いる!』などの作品で知られる少女漫画家。
あなたもクイズに挑戦!
今回は、読者の皆さんにもQuizKnockメンバーが作った問題のいくつかにチャレンジしていただけます。ぜひ腕試しを!
3人の出した答えは……
▲問「quiriozious」 木村「curiousitic」伊沢「quriosiousy」
やっぱ“curious(=好奇心旺盛な)”から派生させるよな。
形容詞をどうにかこうにかして、もっと長い形容詞になるまで引き伸ばし続けました。
※“curious”の名詞形の正しいつづりは“curiosity”
“quiz”だから頭文字をcにするかqにするかで悩んだのよ。
じゃあ正解を発表していきますか〜。
ペラッ
(“A”やん)
(“A”やん)
(終わった……)
あ、これ“Answer”のAね。
ああああ頭文字がAなのかと思った!!!
紛らわしいっ!!
盛り上がったところで正解発表
正解は“inquisitive”! 残念でした〜!
うわああ! “quis”のところ、めっちゃ“quiz”の面影がある!
▲1問目から見事に「正解者ゼロ」
“inquisitive”は「好奇心旺盛な」という以外にも、「詮索好きな」みたいなマイナスの意味も持ってるらしいよ。
英検1級に出るので、覚えておいて損はない!
200人くらい参加してるクイズ大会なら、英検1級持ってる人もいてギリギリ正解が出そう。
そして正解が出たらめちゃめちゃ盛り上がるやつですね。
確かに超難問だったし、もろ「クイズ」に絡んでる。
1問目にふさわしい問題だな。
作問バトルの幕開けにピッタリな1問を披露した鶴崎。シンプルかつ勉強になる難問でした。
超難問クイズ2人目:東問
2番手は「絶対に0点取らせます!」と意気込む東問が挑戦。
では問題です!
この動物たちは、何の集まりでしょう?
「0」の形に配置してみました。
でも、この並びにもちょっと意味があったりする。
この犬は何? ポメラニアン?
もはや何の生き物かわからないやつもいる。
一番下のやつはマッコウクジラですね。頭にめっちゃ傷跡がある。
マッコウクジラ:大きな頭が特徴のクジラ。ダイオウイカとの格闘やクジラ同士の争いにより、傷跡を残していることが多い。
頭のここにね、麦わらの一味のマークを描いて。
ラブーンになっちゃった。
ラブーン:漫画『ONE PIECE』に登場する巨大なクジラのキャラクター。
あのね、広めの共通点はつかめたんだよ。でも小さいくくりがわかんないな……。
共通点……あれのことかなあ?
あなたもクイズに挑戦!
この問題は一単語では答えづらいので、皆さんの頭の中で考えてみてください。超難問、思いつけたらスゴい!
「ベトナムの十二支の動物」って書いた。
日本のとはちょっと違って、こんな動物の顔ぶれだったような。
▲木村・伊沢は「星座の名前」という考え方で一致
私は星座がらみの何かと予想して、「北極星の変遷」。
「北極星」と呼ばれる星は時代によって変わるからね。これまでの北極星が属していた星座を並べたのかなと思った。
みんないい線いきますねえ。
(お…………!?)
ということで、正解は……。
正解発表
「台風のアジア名に日本が提案した動物」でした!
わあああ〜〜〜〜!!!
最初、台風って書いてたのに〜〜〜〜〜!
▲痛恨のミス
あー! もったいねえー!
そんなあ。
なんか違うと思って書き直しちゃったんだよ……。
▲伊沢「一番惜しくないと思ってた人が正解持ってた」
アジア近辺で発生した台風には、毎回共通の「アジア名」が付けられるんですね。140個ある名前を順番に使ってるんですけど、そのうち日本が提案したのは10個。
そしてその10個中8個がこの動物たちの名前っていう。
▲赤字が動物
日本が提案したアジア名は全部、星座の名前にちなんでます。
やっぱり星座関連の答えも近かったんだな。
なんか、結局全員惜しかったんですね……。
▲「0点取らせる」が目標の問、ギリギリの逃げきりに成功
正解できそうでできなかった。ちょうどいいラインの難問だったね。
いい意味で悔しさが残りました。
僕が書いた「ベトナムの十二支」には、どうやら猫とか水牛とかいるみたい。
惜しい解答が連発されるも、「正解率0%」を守りきった問。画像を使った難問で、解答者も大盛り上がりでした。
3人目:木村真実子
「楽しく悩んでもらえるような問題を持ってきた」という木村。勝負の行方は……?
サ サ ッ
うわああああ
しまった〜〜〜!!
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