あなたも東問のクイズに挑戦!
正解発表
②の「ゼロ戦」!
よっしゃあああ! めちゃめちゃ不安だった!
▲さすがの推理で単独正解
「ゼロ金利銀行」の聞き覚え、なかったみたいです。
実際、「ゼロ金利銀行」が一番ひみつ道具っぽいなと思いながら作った。
『タイムマシンがなくなった!!』はどういう話かというと、タイムマシンが過去のどこかに流されてしまって、それを取り戻そうとドラえもんたちが弥生時代に行くんです。そしたら、たどりついた村がヤマタノオロチに襲われてたっていう。
あっ、俺それ読んだことあるかも! ……でも「ゼロ戦」なんて出てきたか?
怪物・ヤマタノオロチを退治するためにいろんなひみつ道具を出して戦うんですけど、
そこに1コマだけ出てくるのが、「ゼロ戦」です。
1コマなの?!
「ラジコンロボ」っていうひみつ道具と一緒に飛ばされて、それで終わり。
▲オフィスにあった『ドラえもん』22巻を開いて確認
……ちっちゃ。
マジのちょいキャラ。
ちなみにこの『タイムマシンがなくなった!!』で、のび太は「首が8本あるなら股は7つでナナマタノオロチじゃないのか」みたいなことを言っていて。のび太の論理的推察力の高さを示したエピソードでもあるんですよ。のび太は聞いたことをただインプットしているわけじゃなくて、ちゃんと考える能力があるんだっていう。本当は頭のいい人なんだっていう。…………
ゼロ戦が出てきたことなんてカケラも覚えてないけど、ギリギリ推測できてよかったな。
誤答選択肢が本当にひみつ道具っぽくて、きれいに騙されました。
『ドラえもん』好きならではのニッチな1問に3人は大苦戦。詳しすぎる作品解説もお見事でした。
択一クイズ3人目:木村真実子
前半の難問パートと同じく、私の問題は「楽しく悩んでもらう」がテーマです。では、いきますよ!
名字由来net:「日本人の名字の99%を網羅する」とうたっている、名字に関するデータの総合サイト。楽しいのでついつい見ちゃう(公的な統計ではないことに注意)。
選択肢紛らわしくてごめんなさい。
▲またまた悩まされる問題が登場
「0」が選択肢にあると選びたくなるけど……。いや、でもロマンを追い求めたい気持ちもある。
そんな名字があるなら知りたいし。
悩みに悩む3人。あなたの答えは……?
あなたもクイズに挑戦!
じゃあ、解答を見てみますか。せーの……
問「0個」 鶴崎・伊沢「1個」
いやー、「0個」か「1個」のどっちかだよなあ。
たとえば「こぼれ」さんとか「こぼし」さんとかいないかなーと思って。
▲「『こぼし』さん、存在してくれ!」
「零」の字には、「レイ」とか「ぜろ」以外にも、「ふ(る)」「こぼ(れる)」といった読み方がありますからね。
1個だけあったらアツいよ。
答えまで含めて「0」であることに賭ける!
どうなんでしょうか。正解は……。
正解発表
すいません! 無いです!
やったーー! 解説のしようがないやつーー!!
はい! なのでこれといった解説もないです! ただただ「ゼロ」に絡めて楽しく悩める問題が作れたらいいなーと。
▲伊沢「現実主義の勝利だ……」
名字に関しては何も言えることがないですけど、下の名前に「零」がついている人はいますよね。
漫画家の松本零士さんもペンネームに「零」が入ってますけど、これは昼夜逆転の生活の中で漫画を描いていたことから、「午前零時まで働く士(さむらい)」が由来になっているそうです。それから、「0歳児のころの感性を忘れない」っていう意味もあるとか。
松本零士:『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』などの作品を手がけた漫画家。
めっちゃ調べてんじゃん。
全部の名字が名字由来netでカバーされてるわけではないので、完全に「0」なのかはわからないんですけどね。
▲「零」が入る名字、あったら教えてください!
下の名前には結構ありそうだね。確かに「零」って、数字を表す漢字の中でもかなりカッコいい。
「ゼロ」どころか、「ぜ」から始まる名字の人って全然会ったことないな。
「膳所」さんとかいるらしいよ。
アロイス・ゼネフェルダー。
アロイス・ゼネフェルダー:ドイツの劇作家。18世紀末に石版を使った印刷技術を発明した。
ゼレンスキー大統領。
日本に戻ってきてください。
漢字の「零」に関する問題で攻めた木村。インパクト勝負の1問で、解答者を大いに迷わせました。
択一クイズ4人目:伊沢拓司
皆さん、もう脳が疲れてきたでしょう。
最後はシンプルな三択問題でいくぞ!
イタリアのパン「panzerotti(パンツェロッティ)」の形は?
……何これ。
円形の問題文なんて、そうそうお目にかかれないぞ。
赤い線がパンの形を表してるってことですかね?
いちょう切りか、半月切りか、0切りか、みたいな話だよね。
輪切りって言いなさい。
▲まず問題文を読むのに一苦労
えーっと文のスタート位置……左下のここか……。
▲再掲。時計でいうと8時くらいの位置がスタート
スタート位置意味わかんないと思ったら、いい感じに「zero」が切り取られている。
panzerottiの名前に「0」は全く関係ありません。あと、このパンはおいしい。
▲よく喋る割に情報量が増えない
ちゃんと情報をプラスするなら、panzerottiは揚げパンっぽいかな。
揚げるときに熱を通しやすいってことか……?
あなたもクイズに挑戦!
果たして、panzerottiの形とは? ここまでのヒント(?)も元にお考えください!
じゃあ、3人の答えをどうぞ!
1・2・3
きれいに割れたーー! いい展開だ!
丸とか長方形っぽいパンはよく見るけど、①のいちょうみたいな形のパンがあったら面白いかなーと思った。
私は②の半月形です。真ん丸じゃなくすることで、揚げたときに中心が生のまま、みたいな事態を防げそう……。
panzerottiの「pan」っていう部分が、接頭辞のpanだったら真ん丸の可能性が高いなと思って。全く知らないですけどね。
pan-:英単語の前について、「全ての〜」「総〜」といった意味を付け加える。
じゃあ、答えを発表しちゃいましょう。正解は……
正解発表
②の半月形!
やった! なぜか伊沢さんと相性がいい!
▲木村、伊沢問題2度目の正解
panzerottiの見た目は、まさに餃子みたいな感じ。半月形に折られたパン生地の中に具材がいろいろ入っていて、それを揚げて作るらしい。
▲想像以上に「揚げ餃子」 via Wikimedia Commons Saggittarius A CC BY 4.0(画像をトリミングしています)
思ったよりデカい。
今考えると、カルツォーネとも作り方が近そうですね。あれもイタリア料理だ。
▲こちらがカルツォーネ。トマトソースやチーズをピザ生地で挟んで作る
知ってれば答えられるクイズではあったんだけど……、当てられなかったの悔しいな。
この日のため、「zero」が入る単語を調べまくったという伊沢。出題のしかたにも工夫が満載でした。
投票:「択一クイズ」No.1は……?
これで、「ゼロにちなんだ択一クイズ」が4問出揃いました。この中から、4人の投票で一番よかった問題を決定します。
▲力作揃いのRound2。投票先にも迷う
今日は超難問や択一、いろんなクイズをやってきたけどさ、
この優勝者決めが一番の難問とも言える。
鶴崎2票、東問2票
これは……鶴崎と問の同時優勝!!
いえーーーい!
やったね〜
正解の出る・出ないも含めて、みんな面白かったな。
前半戦に劣らず多種多様な問題が揃ったRound2。結果は鶴崎・東問の同時優勝でした。
最終結果
んで……問題の正解数でいうと木村さんが1位だな
じゃあ、全員優勝!
▲なんかいい感じにまとまった
▲鶴崎「0問正解だけど楽しかった!」
作問「バトル」といいつつ、なぜか結果は「全員優勝」に。それぞれの工夫が盛り込まれた8問で大いに盛り上がった4人は、「ゼロ」に対するイメージにも変化があったようです。
企画を振り返って
改めて、問題作りって難しいなと思った。
普段のクイズ大会だと1問を詳しく解説することがないんだけど、今日はちょっと話題の広がりそうなテーマを選んだし。ちょっとした縛りがあるからこそ、考え甲斐があったな。
絶対に『ドラえもん』の問題を作る、っていう確固たる意志を持って作問してみました。
その上で、自分の作った誤答選択肢にまんまと引っかかってくれたのがかなり嬉しい。いい感じの「ゼロ問題」が作れてよかったです。
普段は「正解してほしい」という気持ちで作問をしているので、「面白いけど正解率0%を目指す」っていう縛りには結構苦労しました。
でも結果として自分の問題に良いリアクションをもらえたり、他の人の問題に正解できると嬉しかったり。「ゼロ」を目指すからこそ実現した面白さがありましたね。
縛りが難しかった分、問題を思いついたとき・出題したときの気持ちよさは半端なかったね。
改めて、ハードルが高いミッションに挑戦することの素晴らしさを感じました。
そう、
JERAさんが目指すゼロエミッションのように!
締めをぶちこんできたよ。
というわけで、今回はJERAさんが取り組む「JERAゼロエミッション2050」にちなんだ企画でした。
ゼロエミッションというのは、CO2のような温室効果ガスの排出を実質的にゼロにするということですね。
JERAさんは2050年までの達成を目指しています。
2050年かあ。遠いようで、案外すぐやってきちゃうんだろうな。
俺や鶴崎は50歳を過ぎてるわけだけど、逆に言えば普通に人生の範囲内だよね。
「自分が生まれてから2050年になるまで」で考えると、もう折り返しを過ぎていることになるね。
▲伊沢「50歳、人生の折り返し地点かあ……」
折り返し地点といえば、『ドラえもん』の連載開始って1969年なんですよ。で、設定上ドラえもんが誕生した年は2112年。
だから連載開始から考えれば、2050年になる頃にはドラえもん誕生までの折り返し地点をとっくに過ぎちゃってるってことなんですよね。
▲最後までドラえもん愛が止まらない
『ドラえもん』の世界が近づいてるって考えると、それはそれですごいですね。
2050年も2112年もまだまだ想像のつかない世界ではあるけど、「無理のない未来」であってほしい。
ゼロエミッションに向けても、リサイクルだったり食品ロス削減だったり、身近なところから取り組んでいきたいですね。
今回の企画もそうだけど、難題の先には楽しみが待ってますからね。
▲あのドヤ顔をもう一度
QuizKnockメンバーによる「ゼロ」にちなんだ作問バトル、お楽しみいただけましたか?
JERAさんは、火力発電の燃料を従来の化石燃料からアンモニアや水素などの物質に切り替える取り組みを行っています。
愛知県にある体感型ミュージアム「JERA museum HEKINAN」では、最先端の「ゼロエミッション火力発電」について楽しく学ぶことができます。この機会に、ミュージアムのHPやJERAさんの公式サイトをぜひチェックしてみてくださいね!
【JERA museum HEKINANの情報はこちら】
コラボ動画もあります
QuizKnockのYouTubeチャンネルでも、JERAさんとのコラボ動画を公開中!
カメラの電池が切れたら即終了!? クイズ王たちは正解を重ね、動画を救えるのか……? ぜひご覧ください!
JERA×QuizKnockコラボサイトも!
JERAさんとQuizKnockの共同プロジェクト「ゼロエミッションスクール」が開校!
エネルギーについて楽しく考え、学べるコンテンツが盛りだくさん! 皆さんの登校をお待ちしています。
【特設サイトはこちら】
最後にクイズです
執筆:木村 真実子
撮影:あさぬま
編集:カタヤマ
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