残る「偽物」は1文! 山本のターン
▲もう1ターン回すことはできるか!?
まぁ、残り7文からひとつだけある偽物を選べばいいんでしょ?
その最後の偽物が、河村さんが作ったものです。
河村さんかぁ……。
▲「これはマズいぞ……」
ここまで来たら、「これがないと文章としておかしい」ってやつを除けばいいからね。行こう。全然わかんないが。
「ヒドリノトキハナミダヲナガシ」!
わかりました。その文章は……
ウワァァァァァ……
これで山本さんは2回本物を答えてしまったので、この問題はこうちゃんの勝利です!
残った偽物は1文だけですが、こうちゃんはどれかわかりますか?
「ヒデリノトキハ木蔭ニアツテ」かな? これは本物じゃないと思った!
さすが正解です! これが河村さんの偽物でした。
ちなみに「ヒドリノトキハナミダヲナガシ」は「ヒデリ」と書かれている文献もあるので、それもややこしかったかもしれませんね。
※「ヒドリ」については、「日雇い労働」の意味で用いられているという説や「ヒデリ(日照り)」の誤写であるという説など諸説ある。
こうちゃんすご! 全部わかってたってことじゃん!
この詩を暗唱させてた小学校6年生のときの先生に感謝だね。
第2問『走れメロス』
次は太宰治『走れメロス』からの出題です。先攻と後攻を交代しましょう。
▲皆さんも一緒に考えてみてください
うわぁ、これ中学生のときにやったけど、全然覚えてないわ。
第1問ではこうちゃんに記憶力のアドバンテージがありましたが、第2問ではどうなるでしょう?
くずおれることのない……この「全き」ってなんて読むんだよ。
▲漢字王なのに……
山本さんからめったに聞けない言葉だ……!
先攻:山本
▲ペンで1行だけ隠して不要な行を探す作戦
いやわかんないよ!! もうこれ全部なくてもいいように見えるもん!!
▲「全部偽物に見える!」
じゃあ……決めるか。
「くずおれることのない、全き勇者だ。」
ええぇ! 読めないのにいくの!? すごっ!
▲こうちゃんもびっくり
では判定です。その文章は……
よしっ!!!!!!
▲攻めの姿勢で見事偽物を見破った!
ちなみに、この「全き」は何て読むの?
「まったき」と読みます。この文章を作った河村さんからもコメントをいただいています。
河村さん……
それは……
甘いね!!!
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