スペシャル対決企画名作文学に「偽の文」を混ぜてもバレない説【こうちゃんvs山本祥彰】
スペシャル川副 啓太2022.10.04
第3問『羅生門』
それでは最後の第3問、教科書でもおなじみの芥川龍之介の『羅生門』です。
▲最初の2文で既に食い違っている
今回は全部で9文。そのうち5文が偽物です。
は??? じゃあもう違う文章やん。
▲山本「もう『羅生門』じゃないじゃん」こう「テセウスの船状態」
ちなみにこの問題ですが、国語教師の両親にテストプレイをお願いしたら瞬殺されました。
まぁ、QuizKnockの2人ならもちろん……。
めちゃくちゃ圧かけてくるじゃん。
先攻:こうちゃん
まあ9文のうち5文は偽物だし、ランダムに選べばだいたい当たるってことだもんね。9面サイコロ振るか。
▲さっき負けて怖いものがなくなってきた
投げやりになったら負けだぞ!
う〜〜〜ん……それでいうと、「蟋蟀(きりぎりす)」はかなり特徴的な漢字だから、本当にあったら学校で習ったときのことを覚えてる気がするんだよなぁ。でも覚えてないってことは……。
▲「俺は俺の記憶を信じるわ」
じゃあ、はい。決めました。
「丹塗(にぬり)の柱にとまっていた蟋蟀(きりぎりす)も、もうどこかへ行ってしまった。」で!
▲デジャヴのような祈り
その文章は……
▲こうちゃんの外しっぷりがおもしろくなってきた
うわぁ〜俺第2問から不調すぎる!
▲「全然当たらなくなっちゃった!」
僕、これだけは知ってたよ〜!
ちなみに、蟋蟀は物語の序盤にも登場しています。
あ〜、いやでも、逆だから! あえて自分を逆境に追い込んだだけだから! あえてピンチに身を置くことで……
▲突然何かが弾けたこうちゃん
間違えるとめちゃくちゃ饒舌になるな……。
後攻:山本
▲1歩リードしている山本、このまま逃げ切れるか?
僕はもう決めてました! これで行きます!
「柱の大きくささくれた材の端が、風にはたかれて音を立てる。」
潔い決断ですね。この文章は……
▲「よくぞ見破りました!」
よぉし!!!!
▲余裕のガッツポーズ
こちらは河村さんが作った文章でした。
河村さんまたやってんな。
僕、河村さんキラーになってきたかもしれない。
ちなみにこれはどうしてわかったんですか?
▲「えっ、簡単だよ?」
だって、考えてもみてよ。ささくれた材の端がよ?
風にはたかれて音を立てるかね??
脳内でめっちゃ強い風吹かせたけど全っっ然音しなかったもん。
想像力で答える問題だったとは。
次ページ:ついに勝負が決まる……! 追い詰められたこうちゃんは果たして……
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この記事を書いた人
川副 啓太
京都大学文学部4年の川副です。日々の一コマが少し楽しくなるようなクイズをお届けできればと思います。よろしくお願いします!
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