もうすぐ2019年も折り返しですね。
最近は、ジメジメした雨の日、暑い日、涼しい日と、毎日大きく変わる天気についていくので精一杯。
こんにちは、QuizKnock編集部です。
さて、少し前に質問フォームを設置したところ、読者の皆様から多数の質問をお寄せいただきました。
こちらの質問に、さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!
※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
質問「大学でどんなことを学んでいるの?」
学部時代は租税論と計量経済学を専攻していました。
租税論というのは税金をどう取るべきか、どのように使うべきかということを学ぶ分野で、卒論は消費増税に伴う軽減税率適用が消費に与える影響を統計ソフトを使って分析しました。計量経済学というのは、統計・数学的な手法を用いた経済分析を学ぶ分野ですが、そちらは落ちこぼれで……。
院では学部時代の研究に加え、途上国の経済成長モデルについて学習していました。
僕は東大文学部の、国語研究室というところに在籍しています。
何をするところかというと、日本語に関することは何でもやります。僕の興味は主に現代語ですが、古文や漢文にも触れています。勘違いされがちですが、文学部は「文学を学ぶ学部」ではありません。他にもいろいろやってるので、気になったら調べてみてください。
僕は早稲田大学の先進理工学部応用物理学科に所属しています。
応用物理学科では、熱力学、解析力学、量子力学、電磁気学などさまざまなジャンルを学ぶことができます。また、それらを学ぶ手段となる数学も重点的に学びます。身近な物事が物理で記述できると知ることは気持ちいいですよ。
私は東大法学部に所属しています。
法学部では憲法や民法、刑法などの実定法(社会に現実に行われている法)も学べますが、政治史や法制史(歴史上の法律のあり方)なども学べます。
私は政治史が好きなので、実定法よりもっぱらそっち(アメリカ政治外交史など)を勉強しています。法学部ですが法律にはそこまで詳しくありません。
質問「家で問題集を解いていて……」
良いですね〜発見ですね。難しい問題に詰まる、どうすればいいかわからなくなる、というのはまさに学習が生まれる瞬間、チャンスです。打つ手がなくなったら解答を見て答え合わせをしましょう。
何が原因で解けなかったのか、次はどうすれば解けるのかをまとめることが次に生きます。無理に集中を持続させる必要はありません。つまづいたなと思ったら、数分休憩したあとに上記の手順を行えば学びを得られるはずです。
問題集をやる目的は「問題をすらすら解く」ことではなく、「解けない問題に出会い、その問題を解けるように自分が進化する」ことだと私は思います。つまずいたその問題こそ大切にしてほしいのです。
ただ、1人で考え込んでいては疲れてしまうので、たまには友達や先生と話しながら問題に向き合うのもいいのでは?と思います。
そもそも、問題につまずかないのなら、その問題集をやる必要はありません。その認識から変えましょう。
問題集は、分からない問題、間違えた問題に向き合うためのものです。すらすら解けている状態を「集中」というのは、違うんじゃないかなと思います。つまずいてからが本番です。頑張ってください。
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