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解説

正解は『アテネの学堂』でした。

▲眺めているだけで賢くなりそう

『アテネの学堂』は、ルネサンス期に活躍したイタリアの画家・ラファエロにより制作されました。

中心左に位置するプラトンと右に位置するアリストテレスを筆頭に、古今東西の知識人が描かれたにぎやかな絵画となっています。2人の間にある消失点が効果的な遠近法を演出し、巨大な絵に適切な奥行きを生み出しています。

 ▲左がプラトンで右がアリストテレス。世界の叡智がここに集結……!

この絵画にはラファエロの遊び心も散見されます。実は、ラファエロと並んでルネサンス三大巨匠と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロが、モチーフとして隠されているのです。ダ・ヴィンチはプラトンの、ミケランジェロは絵の中央下部にいるヘラクレイトスの顔のモデルと言われています。

 ▲ヘラクレイトスはこちら。皆さんもどこにいるか探してみてね

皆さんは気づきましたか?

この絵画は、バチカン宮殿の「署名の間」で見ることができます。


次週の「今日の一問・美術編」もお楽しみに!

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【前回の美術問題はこちら】

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この記事を書いた人

中川朝子

医学部6年生の中川朝子です。普段は小説を書いたり、美術館を巡ったりしています。中日ドラゴンズの大ファン。文理の架け橋となるような面白い記事を書きたいと思っています。よろしくお願いします!

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