こうちゃんに質問
質問(1)
私は昔から夜型です。どっちでもいいんじゃないかなあと思います。
「早く寝て朝に勉強するのがいい」というのは、朝に勉強する方が得意な人の話であって、夜に勉強する方が得意な人は、夜にたくさんやって朝までたっぷり寝ればいいじゃない? と思います。
ちなみに学生時代の私は、試験前はいつもほぼ徹夜でした。3時間睡眠くらいで学校に行き、試験から帰ってきたらすぐ寝て、20時くらいに起きてからまた勉強して徹夜する、という生活! 朝起きて勉強は絶対嫌だったので、先に寝てから夜に頑張るようにしてましたね。
▲こうちゃんは圧倒的に夜型でした
朝型・夜型に限らず、勉強は基本的に自分が苦じゃない方法を選ぶべきだと思ってます。なぜなら、勉強するのは自分だから。極力ストレスを減らして、自分が取り組みやすい環境で勉強できたらいいですよね。
質問(2)
ちなみに高2理系です
私も、高校時代の試験は時間に間に合った記憶がないですね(笑)。ここで大事なのは「他のみんなも間に合っていないのか」ということです。
私の学校の数学の試験は誰も時間内に解けないくらい難しく、70点も取れれば学年トップに近い成績だったのですが、質問者さんの試験はどうなんでしょう? 相対的に問題が解けている方なら、そんなに気にしなくていいんじゃないかなあと思います。
▲他の人と解くスピードを比べるのが大事
その上で、私のおすすめは、学年で一番数学が得意な人に、試験中どういうペースで解いているかを聞いて、自分も同じように解くための練習をしてみることです。個人的な感覚ですが、数学は内容をちゃんと理解するのと同じくらい、たくさん問題に触れて解くスピードを上げていくことも大事だと思います。
また、計算を速くするテクニックって結構たくさんあります。そういうのを少しずつ練習して、コツをつかんでいきましょう!
質問(3)
歴史はワークをこなす他にどうやって勉強したらいいですか!!
ぜひ教えてください!
90点台前半も取れてるなら、まずその時点で素晴らしい! 私も高校時代、歴史の試験は大体90〜95点だったので、そんなもんでまず問題ないのではと思います。
その上で、自分が昔に戻ってやればよかったなあと思っていることは「テストで間違えた問題を、自分がどう勉強していたら正解できていたのか確認する」ことですね。
▲解けなかった悔しさを次に活かそう
例えば学校のワークの問題からしか試験問題が出ないなら、ワークを完璧に覚えていれば100点ですよね? でもそうじゃないから、満点じゃなくて90点強になっちゃうと。じゃあその数点はどこから生まれているのか。教科書? 資料集? 先生の授業中の発言? 今の試験範囲を勉強するのはもちろん大事ですが、前回の試験を丁寧に分析して、先生の試験作りを予想するのも大事だと思います。
質問(4)
こうちゃんはいつ頃から受験勉強しだしましたか? あと、どこからが受験勉強か分かってないんですけど、最初はなにをするべきだと思いますか?
この質問、よく皆さんからもらいます。結論から言うと、私は高校に入った瞬間から受験勉強を始めていました。
「やっぱり最初から受験勉強頑張らないといけないんだ……」と思った人! いや、そういうことではありません。高校の授業、定期試験もろもろ、全て「受験勉強」です。
「学校の勉強」と「受験勉強」が違うものだと思っている人も多いようですが、学校の授業も受験に繋がる内容は少なくないはずで、それも受験勉強の一環だと私は思っています。というか、そういうつもりで、学校で真剣に取り組んでほしいなと思っています。
▲学校の授業だって受験勉強の一部
高校時代の私を振り返ると、明確に「受験勉強」に切り替えて勉強した、というタイミングはありませんでした。いつものように学校の勉強をちゃんとやって、復習することこそが大事だと思っていたんでね。この「ちゃんとやって」のレベルは相当高かったと思いますけどね。
「最初はなにをするべきだと思いますか?」という質問に答えるなら、今までの学校の試験の復習をやってなければ、それをやるのがいいんじゃないかなと思います。そして、次回から学校の試験は全て100点を取るつもりで勉強することですかね。それが「ちゃんとやる」ということです。
質問(5)
逆に今まで訊かれたことないけど話したいなっていう勉強のエピソードなどはありますか?
面白い質問!! 高校時代の音楽の試験が面白かったので、その話をしようかな。
うちの高校は副教科の試験もちゃんと難しいんです。特に音楽は信じられない問題数があって、ちゃんと勉強していかないと終わらないよー! みたいな感じだったんですが、最後の問題が実に秀逸。
「今日の先生のネクタイの柄に描かれているものは何か」
試験中、先生が「何か質問がある人はいませんか?」とクラスを見回りに来るのですが、そのタイミングで先生のネクタイをしっかりと見ておかないと正解できないという超難問(笑)。確かに先生は教室に入った時に「問題を最後までよく確認して」って念押ししていたから、なんか不自然だなとは思ったんですが、まさかそんな問題が隠されていたとは……
正解は「G clef(ト音記号)」でしたね〜。高校時代の懐かしい思い出話でした!
というわけで、長かった勉強特集連載もここまで! 来週以降はまたゆるっとした話を書くつもりなので、また色んな質問送ってくだいね〜!
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