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株式会社JERA

決勝 伊沢vs鶴崎

いや~しりとりはボク結構自信ありますよ

鶴崎が幼少期から厳しいしりとりトレーニングを受けていたことは、界隈では有名な話だ。小学1年生の頃、早くも父親から「る攻め」を受けたことから、広辞苑で「る攻め」に使える単語を調べていたという『しりとりエリート』ぶり。相手にとって不足はない。

いや冷静にお父さん英才教育すぎるでしょ

じゃんけんの結果、鶴崎が先攻となった。ルール上、鶴崎はパスを二回使える。

行くぞ鶴崎、『東大王』の雪辱は『東大王』で果たす! この『第1.5回東大王』でな! しりとりの「り」!

鶴崎(り・8)林間学校

初っ端から対局時計のボタンを押し忘れる鶴崎。

いや途中から見てたでしょ! 答えて満足そうに待つんじゃないよ!

伊沢(う・10)ウルトラバイオレット(紫外線のこと。UVはこの言葉の略。)
鶴崎(と・3)トッポ
伊沢(ぽ・6)ポールダンス
鶴崎(す・8)スカイダイビング
伊沢(ぐ・5)グラスゴー(スコットランド最大の都市。)
鶴崎(ご・9)ゴールデンハンマー(『100万円クイズハンター』のアイテム。もしくはスマブラのアレ。)

ここまではサクサク展開だったものの、(ご・9)で鶴崎が初めての長考。1分ほど伊沢がリードする。

伊沢(ま・8)マツコ・デラックス

『マンアフターマン』……いかんいかん! んがつく!

鶴崎(す・3)スープ
伊沢(ぷ・7)プリント倶楽部(「プリクラ」の由来になった写真撮影機の正式な商品名。)
鶴崎(ぶ・8)ブーランジェリー(パン屋をフランス語で言ったもの。なんとなく美味しそう。)
伊沢(り・9)リーマン・ブラザーズ(大手投資銀行。破綻して世界的金融ショックになった。)
鶴崎(ず・J)パス

ダメだ、どれもこれも10文字で終わる……パスで

2分ほど悩んだここで鶴崎が一回目のパス行使。序盤ながら伊沢との差は2分半に広がっていた。

伊沢(ず・5)ズートピア(動物映画。流行った。)
鶴崎(あ・7)アバンチュール(フランス語由来の言葉で、危ない恋愛、冒険的な恋愛のこと。)

アバンチュール~!

ものの数秒で7文字単語を返球。ここから鶴崎修功の十八番「る攻め」が本領を発揮する。

伊沢(る・10)ルンピニースタジアム(タイのムエタイ競技場。ラジャダムナンスタジアムと並び国内最大級。)
鶴崎(む・6)むかし話
伊沢(し・5)知らんぷり
鶴崎(り・5)領海
伊沢(い・4)イカスミ
鶴崎(み・J)南アフリカ共和国
伊沢(く・10)クレオパトラ7世(あの有名なクレオパトラ、正式には7世なんです。)
鶴崎(い・4)イエティ
伊沢(い・2)イカ
鶴崎(か・7)関東地方
伊沢(う・9)ウルトラマンティガ(伊沢がちっちゃいころにやっていたウルトラマン。)
鶴崎(が・6)ガードレール

ここもノータイムで「る攻め」! どうやら鶴崎の脳内には「る攻め」回路があり、一致する条件だと反射的に「る」で終わる単語が出てくるようだ。このアビリティにより、2人の差はじわじわと埋まり始める。

伊沢(る・J)ルースインペディメント(ゴルフコース上にある自然物のこと。プレーのじゃまになるときは取り除ける。)

慣れてきた分ここまでは快調だった伊沢だが、このJのせいで大ブレーキ。3分も使ってしまい、貯金を一気に吐き出した。

『る攻め』のとき必ず大きい数字出る……スキルがインフレしてるよ……

鶴崎(と・3)トスカ(プッチーニの代表的なオペラ作品。)
伊沢(か・4)カピバラ
鶴崎(ら・9)ラントシュタイナー

水上も使ってたぞそれ、皆ラントシュタイナー大好きだな……クイズに毒されてるよ

伊沢(な・6)ナルシシズム
鶴崎(む・10)パス

鶴崎、ここで2度目のパス。大事な終盤戦にパスを持ち越せず。伊沢、追い込んだか?

伊沢(む・2)虫
鶴崎(し・4)シンバル
伊沢(る・3)ルート
鶴崎(と・2)徳
伊沢(く・J)クラーク記念国際高等学校(北海道にある高校。先進的なシステムで知られる。甲子園に出ていた。)
鶴崎(う・7)ウランバートル(モンゴルの首都。)

「シンバル」「はい、ウランバートル」

たとえパスを使い切っても、容赦のない「る攻め」を繰り出す鶴崎。伊沢は引きの良さで猛攻を凌ぐ。

伊沢(る・2)ルビ

ここで山札が切れた。ここでの残り時間はほぼ互角で5分ほど。出た数字の合計は鶴崎131、伊沢129でほぼ互角。

いよいよ終盤戦、勝負を制し、「第1.5代東大王」となるのはどっちだ?

次のページに続く(4/5)。

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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