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イデです。

大学生活について何か書こうとしたとき、真っ先に思いついたのがサークルです。

2019年4月に東京大学に入学して早1年。大学生になるまで全く馴染みのなかったこの「サークル」ですが、今では大学生活の中心といってもいいほど、私にとっては重要なものとなっています。

この記事では、私の大学生活の中でも対象を絞り、「サークルとは何なのか」「サークルで何が得られたのか」について書いていこうと思います。

「サークル」とは?

大学生なら皆が知っている「サークル」ですが、高校生以下の方にはあまりピンとこないかもしれません。

サークルといってもいろいろな種類があります。基本的には何か共通の趣味があったり成し遂げたいことがあったりする集団という理解でいいでしょう。

大学では、中学校や高校ほどクラスのつながりが強くありません。そもそもクラスというものが存在しない大学もあるなかで、サークルで友達を作るというのはよくあるケースです。また、学部を超えた友達はサークルを通してできることが多いです。

サークル活動で得られたもの

私は大学で、とある国際系サークルに入っています。このサークルに入って得られたものは、経験友達です。

経験

この国際系サークルは、現地の学生と協力し、東南アジアで起こっている問題を発見し解決を目指すというサークルです。東南アジアの国ごとにチームがあり、私はその中のフィリピンチームに所属しています。

そもそも私がこのサークルに入ったのは、高校時代にフィリピンへ行くプログラムに参加し、「貧しい」地域に行った経験があるからです。大学生になってもフィリピンに行って何かしたいなと漠然と考えていたので、このサークルに入りました。

私たちフィリピンチームは、数ある問題の中でも教育に焦点をあてて問題解決を目指しています。日本にいるときは、フィリピンの子ども達には何が必要何をしてあげるのが良いのかということを話し合います。そして、年に2回フィリピンに行き、現地の学生と共に「貧しい」子ども達の生活の質向上を目指して活動して、さまざまな面からの教育活動をしています。

現地の子どもを両脇に抱える私

子ども達はとても元気なので、触れ合っているだけでとても楽しいです! フィリピンは英語が公用語ですが、「貧しい」子ども達はほとんどが英語を話すことができず、もう1つの公用語のタガログ語しか話せません。当然、言葉を通したコミュニケーションは取れないのですが、一緒に触れ合っていくだけで自然と打ち解け合い、仲良くなることができます!

さて、このような「貧しい」地域に行くボランティアを経験すると、自分の視野の狭さを痛感します。「貧しい」地域の人達は「かわいそう」だと思う人がほとんどだと思います。実際、私も高校生時代にフィリピンの「貧しい」地域に行くまではそう思っていました。

しかし、実際に現地に行ってみると、子ども達の目はキラキラしています。大人に何か不満がないか聞いても、「お金はないけれど、家族全員元気で楽しく生きていられるから、特に不満はない」と返ってきます。1人あたり1日100円ほどで生活している彼らが不満をもっていない、ということに衝撃を受けました。

彼らと交流していると、物質的には豊かでも、毎日何かに追われながら心の余裕を持てずに生きている私の方が人生を楽しめていないのではないか、と思うこともあります。

現地に行って、根本的に何かを変えるというのは学生の身では難しいことかもしれません。しかし、こういうことを考えさせられるという点でも、現地に行って何かを経験するということはとても貴重で重要なことだと思います。

友達

ついつい真面目な話をしてしまったので、次はサークルでできた友達についても話しましょう。

東京大学は比較的クラスのつながりが強いので、何もしていなくてもクラスというコミュニティに属すことができ、仲良くなれます。しかし、サークルでは同等かそれ以上の仲の良い友達を作ることができました

フィリピンチームは、私を含めて11人います。出身地も、北は北海道から南は九州まで。同じサークルに入らなかったら出会うことのなかったこの11人の出会いは、私にとってかけがえのないものになっています。

文系と理系も半々くらいで、考え方や性格も多種多様。さらに、皆優秀なので、良い刺激をたくさん受けることができます。11人のうち2人は他大、という点も大きいです。

彼らとは、サークル関係なく旅行をしたりキャンプをしたりするくらい仲が良く、彼らがいない大学生活は今となっては想像できません

おわりに

私はこのサークルが好きで、サークル同期が好きで、サークルの先輩が好きで、本当にこのサークルに入ってよかったなと思いますし、本当に素晴らしい友人達に恵まれたなと思っています。

これから大学生になる人は、サークル選びは大学生活を送る上で大事なので、色々なサークルを見てみて、自分に合ったサークルに入ることを強くおすすめします。

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この記事を書いた人

イデマサト

東京大学法学部OBのイデマサトです。日常でふと感じた疑問を記事にしています。

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