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2024年12月17日、国立科学博物館で開催中の特別展「鳥」(〜2025年2月24日)の秘密に迫るイベントが、展示会場内で行われました。

▲タップorクリックで公式サイト

参加者のみなさんと特別展の秘密に迫るのは、国立科学博物館認定のサイエンスコミュニケータであるQuizKnockの須貝駿貴。特別展「鳥」の企画などに関わった3名のゲストも講師として登場しました。

※イベントは終了しています。

今回は、イベント当日の様子をレポートとしてお届けします。須貝や講師の方々と一緒に鳥展の見どころをみていきましょう!

須貝と学ぶ! 特別展「鳥」の見どころ

閉館後の博物館にやってきたのは、中学校卒業以上、24歳以下の参加者40名

めいめいに展示を見ながら会場に集まり、時刻は18時。

今回の特別展に関わった3名のゲストと須貝が登壇し、イベントが始まりました。

▲「ナイスガイの須貝です! 今日はどうぞよろしくお願いします!」

まずはじめに、本展の主催者で企画制作に携わった日本経済新聞社の安藤英賢さん、本展の総合監修者である国立科学博物館の西海功先生、さらに、サントリーホールディングス(株)サステナビリティ経営推進本部で「愛鳥活動」や「天然水の森」活動に取り組む山田健さんが、展示の見どころや環境保全の取り組みについてお話してくれました。

見どころ①:600点を超える標本数!

特別展「鳥」の魅力は、なんといっても圧倒的な数の標本です。

一生分の鳥を見られる!?特別展」ということで、600点を超える標本の展示が見どころです!

標本はもくレベルの分類ごとに並べられており、非常に見やすくなっています。もしかしたら、意外な鳥同士が仲間だったりするかも……?

▲こちらは「ペンギン目」の展示

見どころ②:最新の「ゲノム解析」を反映した展示!

特別展「鳥」では、最新の研究に基づいた分類を反映し展示を行っています。

ゲノム解析で明らかになった新しい鳥の分類を取り上げています。最新の研究を反映した展覧会です!

ゲノム解析:生物が持つDNAの情報をすべて調べ上げる研究手法。生物の進化や変異に関する研究に役立っている。

西海先生によると、近年、このゲノム解析によってハヤブサの分類の位置が大きく変わったそうです。

どのように展示に反映されているのか、注目ですね!

▲ハヤブサの標本

見どころ③:サントリーの愛鳥活動を紹介!

サントリーの愛鳥活動の様子や歴史を知ることができるのも、特別展「鳥」の魅力の一つです。

サントリーでは、“Today Birds, Tomorrow Humans.”を掲げて愛鳥活動を行っています。「今日、鳥たちに訪れる幸福は、明日の人間を幸せにするかもしれない」という想いがこめられています。

サントリーの取り組みについては、過去の動画や記事も、ぜひご覧ください!

実際に展示を見てみよう!

注意事項やワークの説明の後、参加者は展示を見て回ることになりました。

とにかく何かを発見してきてください! みんなでそれぞれの着眼点を持ち寄って、この鳥展を楽しみつくそう

ということで、展示の様子を一部公開しちゃいます!


展示会場に入ると、立派なインドクジャクの標本が来場者を出迎えます。背景には、特別展の副題である「ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」の文字が。

▲インドクジャクの剥製標本。近くで見ると圧巻の迫力!

展示は「鳥類の系統」がよくわかるように、生物の分類に応じて配置されています。

▲フクロウ目の剥製標本。この周辺には「猛禽類」の展示がまとめられている。

また、標本以外にも、鳥についてよくわかる展示が多数用意されています。それぞれの「もく」に属する鳥が何種いるかを視覚化した、「多様性サークル」も見どころの一つです。

1種しか分類されていない目もあれば、スズメ目のように6,719種にも分類されているものもあります! ぜひ、ご自身の眼で確認してみてください。

▲須貝「スズメの仲間、多すぎ!」

約30分間という短い時間でしたが、参加者たちはときには和気あいあいと、ときにはじっと集中して、展示を見て回りました。一緒に回っていた先生方に質問をして、懸命にメモを取る姿も印象的でした。

いよいよ報告会! みんなは何に気付いた?

次ページ:参加者たちが展示を見て気付いたことを発表!

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QuizKnock編集部

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