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いよいよ報告会! みんなは何に気付いた?

展示を見て回ったあとは、展示について気付いたことを自由に話し合う時間に。その後、代表者がグループで特に注目したことについて発表しました。

ここでは、特に印象に残ったいくつかの発表について、講師の方々のコメントとともに紹介します。

ハトがクイズに回答!? バラエティ豊かな展示形式

たくさん標本があるなかでも展示の仕方にバラエティがあるなと思いました。

また、内容の重要性によって文字の大きさが変わっていたりして、情報の受け取り方がコントロールしやすくなっているな、と思いました!

「鳥の系統」という難しいテーマで、なおかつ国立科学博物館で鳥の展示を行うのも初めてだったので、情報の見せ方には工夫を凝らしました。

見つけてくださったように、重要なところは大きなパネルで説明しており、面白いんだけど全部見ていると時間がない、というものに関しては、ラベルの部分に小さく書いています。

他にも、「カラーリングがポップで見ていて楽しい」、「映像漫画など、いろいろな方法で情報を伝えているので、どんな方でも興味をもって見られる展示だなと思った」など、展示の見せ方に着目した発表は多く出ていました。

▲漫画形式の展示の一例。ハトの視覚認識について、イラストでわかりやすく解説されています

また、「最初に鳥に関する専門的な話をしてから種ごとに見るという構成をとっていて、初心者でも入り込みやすい」、「絶滅に関する説明が最初にされていて、環境保護の重要性を伝えるメッセージとして受けとめた」といったように、展示の構成全体についての気付きも挙がりました。

最新の研究を反映したデザインにも注目!

最近、ゲノム解析が進んだことで、ハヤブサがインコと近い分類に変わったというところが見どころの一つだったと思います。

ハヤブサの展示を見たときに後ろにインコが見えるようになっていて、系統が近いんだなっていうのが視覚的にわかるようになっていたんじゃないかと思います!

今回の展示では、「猛禽類大集合」みたいなのをやりたくて、タカやフクロウ、ハヤブサを近くに集めました。

そんななかでもタカとハヤブサは別のもくに属する生物であるということがわかりやすいように対面に配置したり、よりハヤブサに近いもくであることがわかったインコはハヤブサの裏に置いて、ハヤブサ側からも姿が見えるようにしたりと、細かな空間デザインにもこだわっています

▲ハヤブサ目の展示。右上にインコの後ろ姿が見える
先生方、ありがとうございました。いい発見や質問をしてくれたみなさんにも拍手!

本日の振り返り、そして解散……!

報告会が終わると、全員で企業ブースのエリアに移り、映像を見ながらサントリーの取り組みについて振り返りました。

実は小鳥たちというのは、森づくりの最高のパートナーなんです。鳥と一緒に森をつくる、というのが我々の仕事なんですね。
鳥が生きていること、地球環境に優しいこと、もっと直接的に僕らに届くもので言うと、例えば飲み物がおいしいこと、そういうのは全部繋がっているんだなって改めて思いますね。
▲サントリーの愛鳥活動や天然水の森について詳しく書かれた展示

参加者のみなさんには、森づくりのなかで生まれた「育林材」から作られたペンがプレゼントされました。

まだ見足りないよ~という方も、2月までやってますから、あと1、2回と言わず、スズメ目の種類の数だけ来るとか、できるんじゃないかなと思います!

こうして盛況のうちに閉幕となった特別イベント。参加者たちは鳥の系統進化の歴史について理解を深めることができ、また鳥と環境保全の関わりについても学ぶことができました。

博物館での展示の見せ方にどのような工夫がなされているのかなど、普段は聞くことができないお話もたくさんありましたね。

特別展「鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」は、2025年2月24日(月・休)まで国立科学博物館で開催中です。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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