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和風デザインのコツは「3つの余白」

私が和風デザインを作る時に心がけていること、それは「余白」です。

1.「レイアウト」の余白

和のデザインでは、余白を広くとると上品に仕上がります。

▲余白が広い配置(左)と狭い配置(右)

たとえば、美しい洋室と和室を想像してみてください。洋室は、テーブルや椅子、ソファなど、家具がずらりと並んでいませんか?

▲洋室のイメージ

逆に、和室には広い空間にも最低限のものしかないことが多いです。

▲和室のイメージ

日本は昔から「何もない空間」を大切にしてきました。そんな「レイアウトの余白」を上手く取り入れると、落ち着いた美しいデザインになりますよ!

2.「想像」の余白

和柄や家紋など、和風デザインには思いきったデフォルメ(元の形を変形させること)がよく登場します。

▲簡略化した「露草つゆくさ」「柿」「ひわ

対象物の本質を捉え、無駄を省き、洗練させていく。

簡略化させると何を描いているか分かりにくくなるのでは?と思ってしまいますが、「想像の余白」を設けることで見る人の感性を刺激し、印象に残るデザインになるのです。

3.「文字」の余白

世の中には個性的で素敵なフォントがたくさんありますが、日本語の美しさを魅せたいなら細めのゴシック体や明朝体がおすすめです。文字の中の余白が広いため、ゆったりとして雅な雰囲気を出すことができます。

▲細いフォント(左)と太いフォント(右)

さらに、字間(文字の間の間隔)も少し広めにすると、より上品で洗練された印象に仕上がります。

和風デザインといっても「お祭りのようなにぎやかなデザイン」、「武道のような迫力あるデザイン」などさまざまな表現があるので一概にはいえないのですが、余白に注目するとよりクオリティの高い作品に仕上がりますよ!


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では最後に1問!

筆者プロフィール

みっけ

デザインが好きな会社員。

知りたいこと、楽しいことを作品にしてSNSに投稿中。

今年(2025年)12月18日には、『和のなるほど図鑑』がインプレスより発売。

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この記事を書いた人

QuizKnock編集部

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