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クイズ経験なし。QuizKnock所属歴2年弱。どうもライターのイデです。

クイズ経験はない私ですが、QuizKnock発足直後からのQuizKnockファンなので、QuizKnockに関する思い出のクイズはいくつかあります。

自称古参ファンの私が、QuizKnockの動画内で感銘を受けた思い出の一問について振り返ります。


東大に合格して、新生活にも慣れてきた2019年4月末。

大学からの帰りの電車でいつものようにQuizKnockの動画を観ようとYouTubeを開くとこんな動画が。

あー、また頭おかしいことやってるな(褒め言葉)。

QuizKnockはよくわからないサムネのときほど面白いという感覚があったので、迷わず動画をクリック。

感動をもう一度皆さんと共有したいので、動画を観てからこれ以降の記事を読んでください。


いつものように関心しながら動画を観ていると、7:43からの問題に衝撃を受けます。

ペットボトルはもともと医療用に開発された バツ

天才か?? 今までの流れでここにその問題出すか???

当時の私はこの問題の流れにとても興奮しました。

1択クイズとは、クイズの答えの選択肢が1つしかないクイズです。問題文を読み終わった時点で誰もボタンを押さなければ、そのままクイズの答えが読まれます。

7問目までに、大きく分けて3種類の問題がありました。

1つ目は、確定ポイントがどこになるかを瞬時に判断し、「読ませ押し」をする問題。1問目がこれにあたります。この問題では大平正芳か大隈重信が解答になるので、解答の3音目が「ひ」なのか「く」なのかを判断することが大切になります。3問目と6問目もこの構成になっています。

2つ目は、それっぽい人を考える問題。2問目のモーツァルトを問う問題がこれにあたります。動画内でも言及されたように、ヴォルフガングから始まるドイツ人っぽいオーストリア人を考えるクイズです。5問目もこの構成になっています。

3つ目は、選択肢がとても長くて、それを覚えられるかが鍵を握る問題。4問目の2019年度の国家予算を問う問題では、数字7桁が答えになります。7桁の数字を瞬時に覚えるのはなかなか難しいです。7問目もこの構成になっています。

さすがQuizKnock! いろいろな出題方法があるのか!

7問目までこの3パターンの問題が出題されてきて、次もそのパターンだろうと誰もが思って準備しているなかで、突然来る変化球が前述した問題です。しかも、今までの3つのどの形式とも異なり、この形式でないと出題できないのがこの一問でした。

変化球を出すタイミングも、変化球自体も絶妙な問題で、そのあと何度も見返しました。


それから私は数か月後にQuizKnockに加入し、動画の企画も担当できることに。

私が最初に企画・作問した動画がこちら。

この動画で私は人生で初めて作問を経験しました。問題に緩急をつけるということをすごく意識してこの問題を作ったのでその工夫をぜひ観てみてください。全6問の作問に10時間以上かかりました(笑)。

1問目は中国語の漢字から日本語を予想する問題。『我是猫』が『吾輩は猫である』という意味だとわかるかが重要な点です。

2問目はちょっと変化球で、「美国」がアメリカであることを知っているとわかる問題。さすがに、推測だと中国語で「美国」と書いてアメリカであることはわかりません。

そして、3問目

世界上人口第二多的国家是印度尼西亚。对还是不对?

私が1択クイズを意識して作った、一番よいと思っている緩急が付けられたと思っている問題です。日本語に訳すと、「世界で二番目に人口の多い国はインドネシアである。正しいか正しくないか?」という意味になります。

今までのように一部がわかればなんとなく答えられるという問題と違い、そもそも何を問われているかがわからないというのがこの問題。「世界で二番目に人口の多い国はインドネシア。」まではなんとか判別可能ですが、最後の5文字は中国語の知識がないと意味を理解することは難しいと思います。しかし、判読可能な前半部分をが明らかな間違いだとわかることから、これが正誤問であると推測することができます。

このように、QuizKnockのYouTube動画は企画の枠組みが面白いだけでなく、クイズの内容や出題の流れにも工夫が凝らされています。その点にも注目してみてください。

過去の「思い出のクイズ」はこちら

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この記事を書いた人

イデマサト

東京大学法学部OBのイデマサトです。日常でふと感じた疑問を記事にしています。

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