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こんにちは、於島です。記事にアクセスしていただきありがとうございます!

QuizKnockも、そろそろめでたく10周年! 僕自身もQuizKnockに携わること約5年、さまざまな発信を行ってきました。

【こんな記事を書いたり……】

【こんな動画を企画したりしました】

けれど1個だけ、まだやっていなかったことがあったんです。それが……

▲ライター欄の……

▲ココ!!!

そう、高専についてちゃんと伝えていなかった! ということで今日は、高専という学校の仕組みと、僕がそこに通っていたからこそ感じた経験談についてお話ししたいと思います。

え? 「勝手に話を進めるな」「もう選べない進路だし関係ない」って? ちょっと待った! この記事はそんな人たちにこそ読んでほしいんです! だからブラウザバックしないで! せっかく来てくれたんだし! 悪いことはしないからさ!

もくじ

高専に進学する人は「ソシャゲの最高レア」

ということで、まずは高専高等専門学校)という機関がどういうところなのか説明しますね。

高専は、中学校を卒業した人が入学できる基本5年制の学校です。将来技術者として活躍するために必要な工学知識を、座学だけでなく実験・実習も通して専門的に学ぶことができます。工業高校のパワーアップ版、と考えるとわかりやすいですかね。

ほとんどの学校では複数の学科・コースが存在しています。機械・材料電気・電子情報化学・生物建設・建築などの工業系の学科はもちろんのこと、商船学科が存在する学校も!(学校によって設置されている学科が異なるので注意!)

進学する人は1%もいない

そんな入学試験を突破し高専に進学する人はどれくらいいるのか。みなさんの周りにはいますか?

文部科学省のデータによると、令和4年度に中学校を卒業した1,065,592人のうち、高専に進学したのは10,277人。割合にすると約0.96%

▲ソシャゲの最高レアと同じくらい

博士課程には及ばないものの、相当レアな進路であることがわかりますね。

というのも、そもそも高専は学校数が多くありません。全国に国公私立あわせて58校あるのですが、すべての都道府県にあるわけではなく、さらに学校によって学べる分野や校風も異なります。そのため、ほかの都道府県から進学してきて、寮生活を送る学生(高専生は生徒ではなく「学生」と呼ばれるぞ!)も少なくないんです!

高専ではどんな生活を送るの?

高専生のレアさがわかったところで、高専の学校生活もご紹介しましょう。

卒業研究をやるよ!

高専の特徴のひとつに卒業研究を行うことが挙げられます。最終学年となる5年生に近づくと研究室に配属され、一般的な理系大学と同じように研究活動に勤しみます。もちろん最後には論文も執筆しますし、研究発表会も行われます。場合によっては学会で発表することも!

これを19~20歳、つまり大学2年生の代のうちに経験できるというのが、高専の強みであるといえます。

普通の高校と同じところだってあるさ

「じゃあ、専門科目ばっかり学んで、普通の教科は勉強しないの?」といわれるとそうではなく、国語や社会、体育、芸術科目などといった一般科目の授業もあります。

ただし、その授業数や内容は、普通の高校とは異なります。高専ではくさび型教育という教育カリキュラムが採用されており、1年間で学ぶ科目のうち、低学年では一般科目の割合が高く、そこから学年が進むにつれて専門科目の割合が増えていくのです。これにより、一般教養と専門知識を効率よく吸収することができるのです。

ただし、カリキュラム上の指定はそこまで厳密でないため、授業内容は担当の先生によって大きく色が変わる印象を感じました。

▲担当の先生が異動するから扱う科目そのものが変わる、なんてことも

また、普通の高校と同じように文化祭や体育祭ももちろん存在しますし、部活動・クラブ活動だって幅広く行われていますよ。

どうやって入学するの?

そんな高専に入学するためには、もちろん試験を受ける必要があります。試験制度は大きく推薦・学力の2種類推薦入試は一般的なものとさほど変わりありませんが、学力試験には高等学校のそれとは大きく異なる特徴がいくつかあります。

そのひとつが「傾斜配点」です。

基本、試験教科は国語・社会・数学・理科・英語の5つで1教科100点の計500点満点ですが、高専によっては「数学・理科の得点を1.5倍にする」といったように傾斜をつけて採点されることがあります。数学・理科は公立高校の入試問題よりも比較的難易度が高いため、傾斜配点制度も含めると大きく差がつくポイントになります。また逆に「社会は試験教科には含めない」といった学校も存在します。これも、相対的にほかの教科の重要度が上がるわけですね。

さらに、試験問題の中にもひとつのポイントが。それは「英語なのに計算が必要な問題が出てくる」ということです。

例年、高専の英語の入学試験では、英語で書かれた長文や図表を読み取り、そこから計算をして答える、といった大問が存在します。長文の内容をきちんと理解したうえで、そこから何を求めればよいのかを見極めなければならないのです。

▲英語の試験問題にも平気でグラフがでてきます(引用:国立高等専門学校機構「令和8年度入学者選抜学力検査本試験問題 英語」より)

これらの特徴をまとめると、学力試験では理系的な能力がより重視されるといえるのです!

僕が高専に決めたきっかけは?

さて、ここまで高専の基本的な情報について語ってきましたが、「なんであなたはここを選んだの?」と思われた方も多いはず。ということでここからは僕の経験談についてお話しします。

まず、僕が高専を選んだ理由について。ゲームが好きだっただとか、工作するのも楽しかっただとか、細かい理由は色々ありますが、一番の理由は親族に高専を卒業した人がいたからです。

そのため、高専という学校の存在を幼い頃から知っていました。文化祭にも毎年のように遊びに行き、展示されていた各学科の専門性を凝らした作品をみて楽しんでいました。今思うと、これがモノづくりに興味を持ち始めたきっかけになっていたのかもしれません。

ちなみに、身内が高専に通っていたから自分も入った、という話は割とよく聞きます(逆にいえば「まだまだ知名度が足りていない」ということでもあります。だからこそこの後も読んでほしい!)。

実際の高専生活は……

ではここからは、電気・電子系の学科に進学した僕が実際の学校に通って感じたことについて、いくつか話していきますよ!

次ページ:レポート、定期試験、留年……、高専生活は結構ハード!?

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この記事を書いた人

於島

於島(おじま)です。高専から東京大学工学部に編入学しました。クイズは初心者ですが、「高専生だったからこそ書けること」を届けられるよう頑張っていきます。

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