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はじめまして、渡邉慶伍と申します。QuizKnockには大学在学中にアルバイトとして加入し、現在は他企業で働きつつクイズ制作関連の業務に携わっています。

私は中高時代に『東大王』やQuizKnockの動画を通じてクイズの世界を知り、大学入学を機に東京大学クイズ研究会(TQC)に所属し本格的にクイズを始めました。

そんな私の「思い出のクイズ」はこちら。

まるいかたちのりん

あるクイズの問題が読まれ始めてから私がボタンを押し、読まれるのが止まったところまでを表示しました。みなさんは、答えがわかりますか?

3年ぶりの優勝を目指して

私がクイズを始めた2020年は、まさにコロナ禍の真っ只中。サークルの対面活動をはじめクイズをする場が非常に限られていたなか転機になったのが、年度末に開催された「abc the19th / EQIDEN2021」への参加だった。

abc:大学4年生以下を対象に毎年開催されている個人戦のクイズ大会。
EQIDEN:abcと同日に開催される、学生クイズサークルの日本一を決めるクイズ大会。

その日、EQIDENでは東京大学が優勝し、abcではTQCの先輩が優勝を果たした。私の同期の1人も、大学1年生でabcの決勝へ進出した。この日、私は一瞬にして「abc / EQIDEN」の舞台への憧れを抱き、それからというもの、非常に多くの時間と努力をクイズに費やすようになった。

そんな私の集大成的な思い出の1問は、大学4年生で迎えた「EQIDEN2024」で訪れた。

その年、東大は「EQIDEN」で3年ぶりの優勝を狙っていた。私が任されたのは4区。最大12チームが押し合うなかで2問の正解を積む必要があるハードなポジションで、各チームの準エース級が集まる区だ。

本戦が始まると、1〜3区の頼もしいチームメイトがテンポよく正解してくれたおかげで私の出番は早々に訪れた。私も勢いに乗り、まずは実際に視聴していたドラマ『VIVANT』の問題を正解した。早い段階でもう1問取って、次へタスキを繋ぎたい。

数問後、その問題はやってきた。

「問題。 丸い形の」

直感的に私はボタンをつけた。この後に続きそうなクイズの問題文とその答えに、1つ思い当たるものがあったからだ。

きっと「丸い形の『リエージュ風』と四角い形の『ブリュッセル風』がある」などと続いて、答えはお菓子の「ワッフル」だ。ここで押せば、「リエー」くらいまでは読んでくれるだろう。

しかしながら、問読みからこぼれたのは……

「リ/」

予想とは異なる2文字だった。

カウントダウンのなか、導き出した答えは

一瞬頭が真っ白になりかける。が、押してしまった以上は3カウント以内に何か答えを言わなくてはならない。

必死になって考え始めてすぐに、天啓のように「リンドール」という単語が頭に降ってきた。いつだったか、クイズの問題で聞いたことがある。

もし本当に問題文が「リンドール」と続く場合、発するべき答えは「リンドール」という商品が有名なチョコレートメーカー「リンツ」になるだろう。

減ってゆく残り時間のなかで、私は今から言わんとする答えの妥当性を考えることにした。

「リンドール」について知っていることを考える。以前クイズで聞いた情報は「カラフルな包み紙が特徴」という修飾がついていたのみで、それ以上は何もわからない……

しかしながら、カラフルな包み紙がついていることと丸い形であることは別次元の話だから両立するだろう。何よりチョコレートには丸い形のものもある。

わずかな時間でここまで考えることができた。正直、「リンツ」以外のものが正解であることを否定できる理由は全く思いつかなかったが、私は答えを発した。

リンツ!

判定は……正解。嬉しさと安堵で爆発しそうだった。

後から振り返ってみると、読まれた問題文の情報は「答えが『リン????』というものと関係があること」「その『リン????』は丸い形をしていること」だけである。しかも、もし「ン」まで読まれなかったら私は「ワッフル」と誤答していたことだろう。

EQIDENという大舞台で「理論値の押し」によって正解をもぎ取ることができたこの問題は、私にとって忘れられない思い出の1問となっている。

優勝への道は、続く

こうして私はノルマの2〇をクリアし、各校のエースが登場する往路最大の山場・5区へとバトンを繋ぐことができた。東大の5区を任されているのは、上野李王りお。3年前、EQIDENで東大の優勝に貢献し、abcで大学1年生ながら決勝に進出した、私の同期だ。

【5区・上野の思い出のクイズはこちら】

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QuizKnock編集部

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