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今年も寒い時期がやってきた。

冬といえばの季節。朝起きると外は銀世界という経験は誰しもにあるはずだ(なくてもイメージして)。

そんな日に学校に行くと、友達と絶対にやることがある。そう、「雪合戦」だ。

ゼッケンをつけ、2つのチームに分かれる。壁と雪球を用意したら、あとは審判役の開始の合図を待つばかり。

おや? あなたはこの集団が何をしているのかわからない?

もちろん、雪合戦の準備である。雪合戦とは遊びではない。国際ルールも制定されている「スポーツ」なのだ。すでに世界大会の開催は30回を数え、競技国も世界中に広がっている。

当然、子供たちといえどもルールに従う必要がある。サッカーで、ボールを手で持って走るような人間は仲間はずれにされること間違いなしだ。

そんな状況であなたは「ルールを教えて」と言えるだろうか?

着々と準備をすすめる友人たち。誰もがすぐに試合を始められると信じている。

きっと尋ねれば丁寧にルールを教えてくれるだろう。雪合戦をする者に心の狭い者はいないはずだから。

だが、雪合戦のルールを把握するにはそれなりの時間がかかる。あなた1人のために雪合戦の時間は短くなってしまうだろう。

友人たちにそんな悲しい思いをさせないために、自分が申し訳ない気持ちをしないために、今こそ雪合戦のルールを学ぶのだ。

今年(2018年)、札幌で初雪が降ったのは11月20日。観測史上最も遅かったらしい。まだ時間はあるということだ。雪合戦シーズンに備えよ!

雪合戦がスポーツであるということが分かって頂けただろうか。

さらに知りたくなった人は日本雪合戦連盟のホームページを訪ねてみてほしい。より詳細なルールや雪合戦の歴史を学べるだろう。

ちなみに私が小学生の頃、雪合戦のルールは「雪球に石を入れない」という1点だけだった。皆まだ無知だったのだろう。

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この記事を書いた人

宮原仁

京都大学法学部卒。クイズ大会「白鹿杯」主催。

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