世界遺産といえば、歴史の教科書に載るような建造物や、雄大な自然が思い浮かぶでしょう。
しかし近年では、「世界遺産をもっと幅広い地域とジャンルに広げたい」というユネスコの意向により、そうしたステレオタイプ以外の物件も増えています。製鉄所、鉱山、運河、近現代建築、先史時代の遺跡などなど……。近年追加された日本の世界遺産を見ても、富岡製糸場、国立西洋美術館、明治時代の産業遺産群と、ジャンルの広がりが実感できるはずです。
その中でも特別の変わり種で、日本にまだないジャンルが鉄道です。それも廃線ではなく、今日でも現役バリバリの、日々列車が走っている路線です。世界遺産に乗って移動できるのです。
この記事では世界各地の、世界遺産に登録された鉄道たちを紹介していきます。
いかがでしたか? 古い路線と設備が建設当時の姿のまま残っていること、鉄道史上重要なことが主な条件で、山岳鉄道が多いことが分かります。国外なのでハードルは高いですが、私もいつか乗りにいきたいものです。