QuizKnock編集部です。
さて、フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は第7回です。
さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!
※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
質問「勉強計画はどう立てる?」
日単位の短期的な計画の立て方について話します。
1日で何をどれだけやるかを量ベースで決めてみてはどうでしょうか。「量ベース」とは、「どの科目を何時間勉強するか」ということではなく、「どの問題集を何ページ進めるか」といったようなことです。
初めは少なめに設定して、慣れてきたら無理のない範囲で増やしていきましょう。1週間のどこかに予備日を設けることで、計画通りにいかなかった分をカバーすることも可能です。
勉強はその時々のやる気に影響されるので、時間割りのように時間まで厳格に指定する計画はお勧めしません。1~2週間の短い期間で、各教科の進行目標を決め、自由に勉強してみてください。達成できる教科とできない教科が出てくると思います。
それを踏まえて次は、達成できなかったや勉強が足りていない教科に重みを付けて計画を立て、実行することを繰り返すと、1年ぐらいの長期的な期間でみたとき、バランスのいい勉強ができると思います。
まずは「計画とはなにか」から考えていきましょう。僕が考える「計画」とは、方向性や量が大外れしないための「だいたいの目印」です。
ですから、僕がおすすめするのは「まずどうなりたいか考える」。「数学ができるようになりたい」程度の粗い目標でOK。
で、その次に「じゃあそれを達成するために何をすればいいか」を考える。1ヶ月後に数学ができるようになるためには、この教科書の問題が全部解ければ大丈夫だ。なら、今週はこれをやろうかな、じゃあ今日はこれだ、となるとこの1時間は……と、だんだん具体的にやるべきことが見えるはず。そして、出来具合に合わせて修正しながら、計画の立て方を上達させる。こんなふうに、「近場の計画は具体的」「先の計画は粗く」がナイスです。
質問「授業の先取りはどうしたらよい?」
まず考えるべきは、どのような目的で予習をするのかということです。
授業で置いていかれないように? 発展問題に対処するための基礎を築くため? 暗記が苦手で時間がかかるから? 単に暇だから?
予習する動機にはいろいろありますが、その動機にあった予習方法を考えるのが一番かなと思います。何をしていいかわからないときは、いつもどんな問題を間違えているか、どんな形式でつまずいてしまうか、など、自分の苦手を分析して勉強の効率をあげるための準備期間にしてしまうのもいいかもしれませんね。
予習の仕方って難しいですよね。私も高校時代、どう予習するかはいつも悩んでいました。
まずは教科書を読んで、わからないところを見つけておくことが大切かなと思います。予習はある意味で「本番のための準備」です。ガツガツ先取りしてもいいですが、ゆっくりと教科書を読んで、ここはよくわからないなあ、というところをまとめておいて、授業が始まったら先生に聞くのがいいかなと思います。
教科書を読んである程度理解できたな、と思ったら、問題集をやり始めてもいいかもしれませんね。
まず、その心意気が素晴らしい。100点です。ここからはさらなる加点を目指しましょう。
一概に苦手科目が優先、とは言えません。苦手科目って一人でやるの辛いですよね。気持ちが乗らないうちは得意科目をやるのも良いかもしれません。得意科目、好きな科目のほうが一人で理解しやすいので予習の効果が出やすいということもあります。
その上で「どうやるか」は段階によって変わります。苦手な数学なら「どこがわからなそうか」を把握するだけでもOK。「今後学校で習う時ここでつまづきそうだな」という所がわかれば、注意して授業を聞けます。もう少しできそうなら演習までやってみてもOK。もちろん得意科目ならガンガン進んでもいいですし、なんなら教科書をそれて自分で調べ学習するのもナイスです。 大事なのは、「予習で完全に理解する必要はない」ということ。あくまで、後々自分で習うとき、より理解が深まるための「準備」です。気負わず無理せず、頑張っていきましょう。
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