どうも、カワカミです。
昨日に引き続き、灘中入試から問題をピックアップ! 小学生と対決してみましょう。
今回は【国語編】。前回、灘中入試の合否を分けるのは算数ができるかどうかだ、と言いましたが、国語も500点中200点を占めています。4割をまるまる捨てていては受かるわけがありません。
灘中の国語について、特筆すべきは1日目の後半。慣用句や外来語など、語彙力を試す問題のほか、俳句や短歌も頻出。何がいつの季語なのか、をひたすら対策した覚えがあります。
そして何より面白いのが、漢字パズル。知識だけではなく、ひらめきも重要になってきます。勿論、制限時間もありますから、なかなか厳しいところです。
数々のパズルの中から、今回は有名なものを。空欄に漢字1文字を入れて、熟語を4つ作るパズル。謎解き界隈やパズル界隈では「和同開珎」と呼ばれています。
まずは例題です。空欄に漢字1字を入れてください。(2009年・1日目第6問)
……どうですか? 分かりましたか?
答えは「出」。
支出・退出・出口・出席と、4つの熟語ができましたね。
和同開珎パズルを解くときには、
・難しい(珍しい)漢字から攻める。
・音読みだけでなく、訓読みも考える。
のが鉄則。
今回は「席」あたりから攻めると、分かりやすかったかもしれません。
それでは、ここからが本番です。目安は、1問30秒。自信の無い人は1分かけても構いません。あなたは、小学生に勝てますか?
どうでしたか? 全問解けましたか?
この場では何分でも悩んでいられますが、入試本番はそういうわけにもいきません。1日目の国語は、たった40分しかありません。必要なのは満点ではなく合格点ですから、思いつかなければ諦めて他の問題に挑むことも大切です。テストにおいては、知識や論理力だけではなく、戦術も重要ですね。