どうも、カワカミです。すっかり寒くなってきましたね。ついこの間まで半袖だったはずなのに、今ではもうコートが必需品。
それもそのはず。いつの間にか11月になっていました。11月(おおよそ旧暦10月)は、冬のはじまり。暦の上では「立冬」から3ヶ月の間、我々は凍える冬に震えることになります。
「立冬」ということば、聞いたことくらいはあるでしょうか。1年間を24等分したそれぞれの点である「二十四節気」のひとつで、今年は11月7日が立冬にあたります。「夏至」とか「秋分」とかの仲間ですね。
今ではほとんど使われない二十四節気ですが、かつて旧暦(太陰太陽暦)が使われていた頃は、暦と実際の季節のズレを調整するための重要な指標でした(太陰太陽暦では1年が354日とされていたので、3年間で現在の暦と約1ヶ月もズレてしまうのです)。
季節といえば、ことばの世界にも、季節が大切な分野があります。
そう、俳句です。
俳句には、季節を表すことば・季語が必要である、ということは皆さんご存知のことでしょう。たとえば「紅葉」が秋の、「雪」が冬の季語であることは、誰でも容易に分かることです。
では、「ブランコ」は?
答えは、春の季語。
古代中国では冬至から105日目(現在の暦では4月初め)を「寒食節」と呼び、火を使わずに冷たい食事をする習慣がありました。ブランコは元々その日に行われる遊びだったので、春の季語になったと言われています。
今回は季語についてのクイズ。いったいどの季節のことばなのか、想像力を膨らませて考えてみてください。
「ことばの研Q」のバックナンバーはこちら。