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【答え&解説】
正解は、和歌山県でした。
ヒント1:湯の峰温泉
和歌山県田辺市にある湯の峰温泉は、4世紀ごろに発見され、約1800年もの歴史を持つ温泉です。近くには熊野本宮大社があり、古くから多くの旅人が「
そんな湯の峰温泉にある「つぼ湯」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界文化遺産に登録されています。入浴料金800円(12歳未満は400円)を払えば、グループごとに30分交替制で「つぼ湯」を楽しめます。
観光客が入浴できる温泉が世界遺産に登録されているのは、世界的にも珍しいことです。
ヒント2:日本一の大鳥居
熊野本宮大社の近くにある
大斎原には、1889年の大洪水まで熊野本宮大社の境内がありました。2000年に完成した大鳥居は鋼鉄製で、重さは172t以上にものぼります。
この鳥居の上部には、八咫烏
が描かれています。八咫烏は熊野で神の使いとされている、3本の足を持つカラスです。日本サッカー協会のシンボルマークにも八咫烏が使われていることから、熊野本宮大社にはサッカー関係者が必勝祈願に訪れることもあります。
ヒント3:那智の滝
那智勝浦町にある
那智の滝の近くには熊野那智大社と
また、熊野那智大社の別宮として、那智の滝そのものを御神体としている
今回の解説に登場した熊野本宮大社・熊野那智大社と、新宮市にある熊野
熊野では、仏教と神道が結びついて「熊野権現」という独自の信仰が生まれました。平安時代には修験者たちが全国を歩き、熊野三山のお札を配ることで熊野権現の信仰を日本各地に広めました。その結果、多くの人々が「聖地」熊野を目指して巡礼するようになったのです。
皇族から庶民に至るまで、数えきれないほどの巡礼者たちが通った道は、「熊野古道」として今に残り、世界文化遺産に登録されています。現在は自動車やバスで熊野三山を巡れますが、時間と体力に余裕がある方は、熊野古道を歩いて信仰の歴史に思いを馳せるのもおすすめです。
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