解説
正解は、『リトル・マーメイド』でした。
『リトル・マーメイド』は、アメリカでは1989年、日本では1991年に公開されたディズニーアニメーション映画です。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』が原作になっています。今年(2023年)、実写版映画が公開され、多くの注目を集めました。
『リトル・マーメイド』のあらすじ
簡単にストーリーをおさらいしておきましょう。海の王トリトンの娘アリエルは好奇心旺盛で、海の上の世界にあこがれを抱いていました。ある日、いつものように海の上に遊びに行ったアリエルは、嵐に遭った人間のエリック王子を助けます。エリック王子に恋をしたアリエルは海の魔女アースラと「人間の姿になることと引き換えに美しい声を失う」という危険な取引を行い、浜辺へと打ち上げられます。
『哀れな人々』『何もかも初めて』
1つ目のヒントに出てきた『哀れな人々』は、アースラがアリエルに取引を持ち掛けるときに、そして『何もかも初めて』は、人間の姿を手に入れたアリエルが陸の世界に出てきたときに歌われる歌です。アースラを象徴するような不気味な曲調と、陸に上がれたアリエルの喜びや好奇心を表すポップな曲調……2曲は正反対な雰囲気ですが、どちらもそのシーンを印象付ける大切な役割を果たしています。ちなみに、『何もかも初めて』は実写版オリジナルの曲です。
『海の底で』『まだ見ぬ世界へ』
2つ目のヒントになっている『海の底で』と『まだ見ぬ世界へ』は、どちらもエリック王子が歌っています。『海の底で』は、航海に出るエリック王子が仲間とともに歌う歌。曲中には人魚の噂も登場します。『まだ見ぬ世界へ』は実写版オリジナルの曲で、海の底の世界にあこがれるエリック王子の心情が歌われます。アリエルの歌声も加わり、とてもロマンチックな曲になっています。
『パート・オブ・ユア・ワールド』『アンダー・ザ・シー』
3つ目のヒントに登場する『パート・オブ・ユア・ワールド』と『アンダー・ザ・シー』は、どちらも『リトル・マーメイド』を代表する曲です。特に『アンダー・ザ・シー』は、アカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞するなど、 世界的な評価を受けています。
実写版リトル・マーメイドは、アニメーション版になかった曲が追加されたほか、既存の曲も時代背景に合わせて一部歌詞が変更されています。アニメーション版と聴き比べてみるのも、面白いかもしれませんね。
次週の「今日の一問・音楽編」もお楽しみに!
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