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答え・解説

正解は「エドヴァルド・ムンク」でした!

▲ムンク

ムンクはノルウェーを代表する画家です。1863年に生まれたムンクは、幼い頃に母や姉を病気で亡くしており、「死」を身近に感じる経験をしながら育ちました。そのことから、青春期の心の揺らぎや生と死に対する不安感などを描き出す作品を数多く残しました。

今回クイズとして出題した作品はそれぞれ『煙草を持つ自画像』『生命のダンス』『叫び』という作品です。

▲『煙草を持つ自画像』

『煙草を持つ自画像』は1895年に描かれた作品です。この時期には『思春期』『マドンナ』(ともに1894~5年作)など、彼の代表作である作品を数多く残しています。

あとこのムンク、なんだかダンディで凄く格好いいですよね。

▲『生命のダンス』

『生命のダンス』はムンクによる連作展示「生命のフリーズ」の作品の1つです。ここでいう「フリーズ」とは、いくつかの作品を並べた連作展示のことです。『生命のダンス』は「生命のフリーズ」を構成するセクションの1つ「愛の開花と移ろい」で展示されました。ムンクは自分の作品を様々に並び替えることで、個々の作品からは想像できなかった意味や、全体としての色彩と構図の調和が生まれてくるのではないかと考えていました。「生命のフリーズ」は彼のこういった取り組みの形の1つとなっています。

▲『叫び』

こちらはムンクの代表作『叫び』です。『叫び』の中央にいる人物は頬に手を当てて何かに驚愕しているわけではなく、自然の「叫び」に自身が貫かれるかもしれないと恐れおののき「耳をふさいでいる」のだといわれています。


2018~19年には『叫び』が日本で展示されていたこともありました。一度は生で見てみたいものです! 次回の今日の一問・美術編もお楽しみに!

【前回の「今日の一問・美術編」はこちら】

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この記事を書いた人

松井一将

松井一将(マツイカズマサ)と申します。京都大学で美学・美術を勉強しています。クイズもしています。読者の皆さんの人生にちょっとした豊かさを与えられるような記事を書ければと思います。よろしくお願いします!

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