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どうも。こうちゃんです。

今日は特別企画ということで、麻雀について書いていきたいと思います。

私はよくTwitterでMリーグのこととか呟いてるわけでございます。でも麻雀やったことない人にとっては「麻雀って難しそう」とか思われてしまうわけです。それはそう。私も最初はそう思って敬遠してました!

▲それが今では大きな大会に呼ばれて、決勝卓に残れるようになりました!

ということで、今日は麻雀のルールについて私なりに解説した記事を書いていこうと思います。

麻雀って何?

麻雀は主に4人で遊ぶテーブルゲームです。ルールによっては3人以下でもできますが、今回は一般的な4人麻雀を紹介していきます。

まずは「麻雀とは何を目指すゲームなのか」を話していきましょう。早押しクイズなら「他の人より早くボタンを押して正解する」、ゴルフなら「ホールにできるだけ短い打数でボールを入れる」、みたいなことですね。

麻雀は34種類×4枚の麻雀牌のうち14枚を使用して「決められた形」を作るゲームです。4人が順番に牌を1枚引いて(これを「ツモる」と言います)1枚切ってを繰り返し、一番最初に「決められた形」を作った人が「アガリ」。その形(役)に応じた点数がもらえます。決められたゲーム数を行って、最終的に点数が高い人が勝ちです。

▲大体のイメージ図。何回かゲーム(局)を繰り返して、最後に持っていた点数が多い人が勝ち!

ゲーム数については、アガった時の点数を多くもらえる「親」が何巡するかによって変わり、親が1巡する「東風トンプウ」と2巡する「半荘ハンチャン」が代表的なルールです。

麻雀では「萬子マンズ」と呼ばれる漢数字が書かれた牌、「筒子ピンズ」と呼ばれる黒や赤の丸が書かれた牌、「索子ソーズ」と呼ばれる竹のような緑色の牌、「字牌ジハイ/ツーパイ」という漢字が書かれた牌があります。記事内ではマンズは漢数字で(例:2のマンズなら二)、ピンズは丸数字で(例:4のピンズなら④)、ソーズは普通の数字で(例:3のソーズなら3)表記します。

ルール① 3+3+3+3+2を目指せ

麻雀は14枚の手牌の中で「決められた形を他の人より早く作るゲーム」と言いましたが、もっと砕けた言い方をすると「3+3+3+3+2を作るゲーム」です。麻雀における「決められた形」にはいくつかありますが、多くの場合この「3+3+3+3+2」という形になるのです。

以下は例です。

3の作り方は2通りあります。

1つは123、④⑤⑥みたいに、数字の順番で並べたパターンです。これは891みたいに、離れた数字を使うことはできません。

もう1つは二二二みたいに、同じものを3つ揃えるパターンです。これは数字の牌でもいいですし、後述しますが漢字の牌でもいいです。東東東とか中中中とか。

「3+3+3+3+2」の最後の「2」は、なんでもいいので同じ牌が2つあればいいです。上の例では西西としていますが、55とか九九とかでも大丈夫です。

この後は、麻雀の用語に合わせて3のことをメンツ、2のことをトイツと呼びます。

ルール② まずは立直リーチを目指せ

麻雀の番組を見たことがあればわかるかもしれませんが、「リーチ!」ってみんな言ってると思います。このリーチというのがめっちゃ大事です。

リーチをするためには「あと1つでアガリの形(3+3+3+3+2など)が完成するところ」まで持っていく必要があります。この「あと1枚でアガリの形」になる状態のことをテンパイと呼びます。日本語の「テンパる」の語源です。

例えばこんな感じ

▲西を捨てれば「あと1枚でアガリ」の形

この手は、56の部分が456、もしくは567になれば完成ですね。となると、西は関係ない牌ってことになります。この西を「リーチ!」って宣言してから横に曲げて切ります(牌を手から捨てることを「切る」と言います)。これでリーチが完了です。

ルール③ アガリとは

なぜリーチをする必要があるか? 麻雀の目的は「3+3+3+3+2を作ること」と書きましたが、正確には「3+3+3+3+2を作ってアガること」です。この「アガリ」を生むために、リーチが必要ということです(リーチがいらないアガリもありますが、ここでは一旦リーチを使った話をします)。

アガリの種類には2種類あります。

1つはツモアガリ。自分で欲しい牌を引いてアガることです。上記の例なら、4か7を引ければ「ツモアガリ」です。

もう1つはロンアガリ。これは他人が自分の欲しい牌を捨てたときにアガることです。今回なら、他の3人の誰かが4か7を捨てたらロンアガリとなります。

ツモアガリの場合、点数はみんなからもらいます。ただしロンアガリの場合、ロンされた牌を切った人がそのまま全部点数を払います。ロンはできればされたくないってことですね。

▲「ツモアガリ」と「ロンアガリ」

練習問題

他にも色々説明したいことはありますが、ここで一旦練習問題を解いてみましょう。といっても難しいと思うので、一緒に考えていきましょう。

問題1:次のテンパイしている13枚の牌を見て、欲しい牌は何か答えよ。

最初のルール「3+3+3+3+2を作るゲーム」に従って考えてみましょう。

345→メンツになってる ⑤⑥⑦→メンツになってる 東東東→メンツになってる ⑨⑨→アタマ(アガリのときに持っているトイツ)になってる

ので、残っているのは79の部分です。ここに8がくれば3になるので、答えは8です

これはまあまあ簡単だったかなと思います。

問題2:次のテンパイしている13枚の牌を見て、欲しい牌は何か全て答えよ。

ぱっと見で234、一二三がメンツ、西西がアタマになっていることはわかると思います。

問題は③④④⑤⑥ですね。

「よし!③④⑤ってみると、残りは④⑥だから、答えは⑤だ!」

と思った人、惜しい!③④⑤として見るのではなく、④⑤⑥として見ると、③④が残るので、答えは②と⑤です。

こういうとき、正しい見方をして、欲しい牌の抜けがないように答えないといけませんね。

問題3:次のテンパイしている13枚の牌を見て、欲しい牌は何か全て答えよ。

678、③④⑤がメンツ、九九がアタマで、三四五六七を考えましょう。

三四五って見ると、六七が残るので、五と八。しかし五六七って見ると三四が残るので二と五。

この形は三面待ちと呼ばれ、二、五、八の3つが欲しい牌となります。いい形なので、積極的に作りたいですね。

問題4:次のテンパイしている13枚の牌を見て、欲しい牌は何か全て答えよ。

567、④④④、三四五とメンツを抜き出すと、残るは22、南南。あれ?アタマはどっち?ってなりますよね。

22をアタマと考えると、南南南になればメンツになるので、南が欲しい。

同様に、南南をアタマと考えると、222になればメンツになるので、2が欲しい。よってこの問題の答えは2と南になります。

問題5:次のテンパイしている13枚の牌を見て、欲しい牌は何か全て答えよ。

こちら、345、678、四五六、八八八という4つのメンツを抜き出すと、③が残ります。

残り欲しいのはアタマなので、もう1枚③が欲しいってことになりますね。

ざっとこのくらい形を覚えていればなんとかなります。

次ページ:牌を「鳴く」って何?こうちゃんがわかりやすく解説!

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こうちゃん

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