エントリーNo.2:シャカ夫
次なる挑戦者はシャカ夫。数々の企画を主催し、良くも悪くも毎回インパクトを残してきた怪しい男は、今回一体どのようなモノマネを披露するのでしょうか?
張り切って小道具をたくさん用意してきました。準備にぬかりはないです。
モノマネへの熱意がすごい。
そこまで仕込んでるならかなり楽しみだな。
披露!
では、まずはこちらから。「自然界より、シュモクバエによる生存をかけた熾烈な縄張り争い」。
「自然界より」って何……?
え、何が起こったの?
それのどこが「熾烈」なん?
シュモクバエっていうめちゃくちゃ目が離れている昆虫がいるんですけど。
本物のシュモクバエを見たい方はここをタップ(写真が出てきます)
シュモクバエの世界って、目が離れていればいるほど偉いんですよ。
シュモクバエ:ハエの仲間。目の柄が不自然なぐらいに発達しており、その目の間の長さを競うことによって縄張り争いをする。
つまり今のって、人間世界ではありえないくらいはっきり格付けがされちゃったってこと?
はい、目が離れているかどうかで生殖確率も変わってくるんで。人間界の比じゃないです。
思ったより熾烈だった。
でも、そんな価値観の昆虫からしたら、人間ってヤバい存在なのでは?
ハエからしたら、人間の目と目の間の距離ってバカみたいに長いからな。
自分の体より桁違いに大きい「眼間距離」の生き物、完全に上位存在だわ。
目の間の距離が全ての昆虫からしたら、俺らは神様か何かに見えてるのかもしれない。
2ネタ目!
今回はJERAさんの提供ということで、「火」に関する連作を用意いたしました。
「コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』より、ヤン=ガン=イ=タン」
おお!
マジで!?
テンション爆上がりしちゃったわ。
なぜかXでめちゃくちゃ流行してる悪魔じゃん!
ヤン=ガン=イ=タン:ブルターニュ半島に出没する魔神。5本の指に5本のロウソクがついている。とりあえず出会うと凶兆とされているやつ。
シャカ夫さんがやらないと誰がやるんだってネタではある。
こいつ、いい笑顔なのがめちゃくちゃ面白いんだよな~。
手にロウソクをひっつけて再現してるのいいな。なんでこんなのに細部までこだわるんだ。
こいつのロウソク、糸繰り機みたいに素早く回るらしい。
何のメリットがあってそうなったんだ……。
あと、こいつの左手ってそんな感じなんだ。モノマネを見て初めてそこを意識したかも。
モノマネやってみるとわかるんですが、こいつ思った以上に変な体勢なんですよね。
あと、同じシリーズにまだ「火にまつわるやつ」がいるので、続けて披露しますね。
まさか……!
「コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』より、ウコバク」
そいつの名前、ウコバクっていうんだ。
地獄の釜に油を注ぎ続ける悪魔ですね。
ウコバク(ユコバック):下級の魔神。灼熱した体で現れる。地獄の釜に油を注ぎ続ける役目を与えられている。
こいつも謎の愛嬌があるんですよね。
あとこいつめちゃくちゃ偉くて、花火と揚げ物を作ったらしいです。
強い強い強い! 天才すぎる!
ウコバクがいなかったらコロッケもエビフライも存在しなかったの怖いな。
あたりまえだけど、人間界の「発明」とは次元が違う……。
以上、JERA枠でした。
それをJERA枠ってはっきり言うのヤバいな。
3本目!
それでは、最後のモノマネまいりますね。少々お待ちください。
お、何か仕込んでるな。
大掛かりなネタだ。
「自然界より、ピーコックスパイダーの求愛ダンス」
そういうクモがいるってこと……?
そういうクモが、います!
ピーコックスパイダー:直訳すると「孔雀グモ」。オスは華やかな模様と不思議な脚の動きでメスを誘う。魅力のないオスはメスに食べられてしまうことも。
本物のピーコックスパイダーの求愛ダンスを見たい方はここをタップ(動画が出てきます)
クモの腹部を上半身で表現し、立てられた脚は両腕で表わしています。
頭がこんがらがる解説やめて?
初見ではわけわからなかったけど、よく見ると再現度高いな。腹部の立たせ方とか。
手旗信号みたいな動きも、ぽいかも。
でも……
そんな大きな段ボール、どうやって顔の正面に固定していたんですか?
ああ、それはここに取っ手があって……
これを口でくわえて持っています。「海賊狩り」みたいに。
『ONE PIECE』のゾロを「海賊狩り」って呼ぶやつ、作中の敵だけなんよ。
というわけで、僕のモノマネは以上です。ありがとうございました!
今回も「濃い」ネタだったな……。
結果
あのヤン=ガン=イ=タンのモノマネを見ることができるとは思っていなかった。アツすぎる。
全てのネタで小道具用意しているの、よく考えたらすごいな。そのモチベーションは何?
どれも面白いし、「モノマネを見た後に自分で調べよう」って興味がわくのがいい。
手間暇かけて準備をしたシャカ夫。ネット民にぶっささるネタをからめたのも功を奏したのか、かなりの高評価を獲得しました!
最後は「我々」ですね。
須貝さんやシャカ夫さんにも「マネできない」境地をお見せしますよ。
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