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みなさんこんにちは! 編集部の石田武蔵です。最近アルゼンチンの主要な都市の景観と各地の植生を覚えたのですが、家先にある謎のカゴの正体が気になっています。めっちゃゴミが捨てられている……。

さて、突然ですが僕は今『GeoGuessr』というゲームにハマっています。Twitterや記事、あるいは動画などでその楽しさを発信してきました。

▲動画にも出たのです

この記事公開の翌日には、なんとGameKnackチャンネルで「合計点数がチャンネル登録者数を超えるまで終われない耐久配信【GeoGuessr】」という生放送が予定されているという充実っぷりです(見てね!)。

先月(5月)30日には公式から「GeoGuessr World Cup」の開催が発表されるなど、界隈はますます盛り上がりを見せています。

そして何より、『GeoGuessr』は最高に楽しいし、もっと多くの人に遊んでほしいと思っています。僕はQuizKnockメンバーと南アメリカの電柱の話とか、北欧の看板の話とかがしたいんだ……!!

しかし、このゲームには致命的な欠点があったのです……!!!! それは、

 

 

ゲームを始めるハードルが高いこと

 

 

世は大コスパ・タイパ時代。「あまり無駄なことはしたくないなぁ」という考え方が浸透するなかで、『GeoGuessr』は「代表的な攻略サイトは英語で書かれている」「覚える内容が多い」と、始めるハードルが非常に高いゲームだと言えます。

そこで、私は一計を案じました。すなわち、「最小限の労力で『GeoGuessr』がラクに解けるようになる記事を書けば良いのでは?」と。

皆さんには今からヨーロッパに位置する5つの国の見分け方を説明します。覚えれば良いポイントは各国に1つずつ。つまり、5つのTips(ヒント)を覚えるだけで国がわかるようになるのです! 画期的! これで突然ヨーロッパの国に転送させられても安心です。

最後に、記事の末尾にある練習問題を解けば完璧。これであなたも「ヨーロッパマスター」です!

なお、ここに挙げられているヒントは、必ずしも「その国に固有のヒントである」わけではないことをご了承ください。確実に国を把握したい場合はいくつかのヒントを組み合わせて使用しましょう。

はじめに

さて、最初に全ての前提となる話をしましょう。「早く本題に入りたい!」という方は次の章までスキップしてくださいね。

これからお話しするのは「イギリス」「フランス」「イタリア」「スペイン」「ポルトガル」の5カ国。どの国もニュースなどでおなじみですね。

これらの国はヨーロッパに位置しています。イギリス以外はEUの加盟国ですね。

▲濃い緑の部分が「ヨーロッパ」

これらの国をチョイスした理由には「ヒントの探しやすさ」が関係しています。

『GeoGuessr』では、頻出の国がいくつかあり、ヨーロッパは結構出題される印象があります。

アメリカなども頻出ですが、英語が広く用いられているため、学校で習った語学の知識でヒントを探すことができます。しかし、先述の5カ国はイギリス以外、英語があまり書かれていない印象です。もうおしまいだ〜。

と、そこでこの記事の出番です。この記事で覚えられるヒントは「言語を使用しない」ものばかり。誰でも気軽に覚えられます。

……え? ヒントが見つからなかったらどうするのかって? 探してください(『GeoGuessr』は基本的に移動ができます)。

では、早速ですがイギリスからいってみましょう!

イギリスは車の「後ろ」を見よ!

1つ目の国は正式名称が長いことでおなじみのイギリスです。

ここで覚えるべきヒントはこれ。

イギリスはナンバープレートの「後ろ側が黄色い」

 

▲イギリスのナンバープレート(後)via Wikimedia Commons Brian Snelson from Hockley, Essex, England CC BY 2.0

他のヨーロッパの国々とは異なり、イギリスは車のナンバープレートの色が前後で異なります。前は白、後ろは黄色です。

他の国々は両方白か両方黄色です。両方黄色の国はオランダやルクセンブルクなので、今回の練習問題には出てきません。

『GeoGuessr』はGoogleマップを用いたゲームですが、Googleマップでは個人情報保護のために各所にぼかしが入れられています

ナンバープレートも同様にぼかしがかかっているのですが、プレートの色や形などは識別可能です。実はここから得られるヒントが大きい……! 多くのプレイヤーがナンバープレートを国の精査に役立てています。

フランスは道路脇の「アレ」 

次はエッフェル塔などでおなじみのフランスです。

この国で覚えるべきはこれだ!

▲たまに赤い部分の色が違うことも

フランスはボラードの見た目を覚える

 

これはフランス中に生えているボラードです。ボラードとは道路上で車の侵入や駐車を防ぐための「車止め」のこと。

ヨーロッパはこのボラードが大好き。国のいたるところにその国ごとのボラードが存在しています。その量は、個人的に「もはや『GeoGuessr』のためでは……?」と疑うほどです。そのなかでも特に見分けやすいのが、このフランスのボラードというわけです。

このデザインと形のものは基本的にフランスにしかありませんが、セネガルなどでも稀に見つけることができます。

イタリアもぼかしに目をこらせ

お次は「長靴」と称される国土を持つイタリア。覚えるべきはこれです!

イタリアの車はナンバープレートの両端が青

 

EUに加盟している国々のほとんどは、ナンバープレートの左側に青いラインを採用しています。そのなかでも特にイタリアはナンバープレートの両側に青のラインを使っている珍しい国です。

▲イタリアのナンバープレート via Wikimedia Commons Krokodyl CC BY 3.0

ちなみに、アルバニアもこのタイプのナンバープレートを使用しています。が、前側のプレートの大きさがやや異なります(イタリアは小さめ)。

スペインは標識の「アレ」の数を見よ

続いて、「情熱の国」スペインです。覚えるべきはこれ!

スペインの横断歩道標識は線が8本

 

普段、我々もよく目にする「横断歩道標識」ですが、国が違えば標識もまた違うもの。デザインが似たり寄ったりのヨーロッパの標識のなかでも、スペインのものは横断歩道標識の線が8本のものがあります。

ヨーロッパでよくある横断歩道標識は線が3〜5本なので「横断歩道標識の線がやたら多かったらスペイン」といった感じで覚えると良いでしょう。

ただし、スイスは横断歩道標識の線が7本、スペインとフランスの間にある山岳国・アンドラはスペインと同じく8本です(こちらも今回の練習問題には出てきません)。

ポルトガルもやはりナンバープレート

最後はポルトガルです。サッカーなどで有名ですね。

さて、ポルトガルのTipsはこれです!

ポルトガルはナンバープレートの右側が黄色

 

ポルトガルはナンバープレートの右側が黄色です。左側にはEUのプレートによくある青いラインが入っています。

▲ポルトガルのナンバープレート via Wikimedia CommonsWilltron CC BY-SA 3.0

なお、最近は右側が普通に白いナンバープレートが発行されているようですが、現状、『GeoGuessr』ではそこまで多いわけではないという印象です(とはいえ、今後その比率は変わっていくと思われます)。

実際にやってみよう!!

さて、ではお待ちかね、今までの復習クイズです! 1枚の画像からどこの国かを当ててください! ヒントを見ながらやるのもよし、記憶力で解くもよし。「できる感覚」を味わいましょう!

なお、GoogleMapなので動けますが、動かなくても解くことができます。

みなさん、解けましたか?

ひとつのヒントを覚えるだけで国がわかってしまうのに驚いた方も、「こういうカラクリだったのか!」と感じた方もいらっしゃるでしょう。このようなヒントをひとつひとつ丁寧に覚えていくのが「GeoGuessrマスター」への第一歩です。

これを続けていけば、いずれは「アルゼンチンの国道65番線」や「ヨルダンの15番Highway」など、景観だけで道路の番号までわかるようになります。僕もその域まで達したいものです。

これを機に一度、Worldマップで遊んでみてはいかがでしょうか。

それではみなさん、またお会いしましょう! Au revoir!!

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この記事を書いた人

石田武蔵

web編集部の石田武蔵(いしだ・むさし)です。普段は記事の編集などをしています。競技麻雀、GeoGuessrが趣味です。自分の好きなことについて記事を書きます。仲良くしてね。

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