問題の解説
第1問
【アメリカの気象レーダーに数百万匹もの群れが映って話題となった、英語で「lady bird」や「lady bug」と呼ばれる生物は何でしょう。】
正解は「テントウムシ」でした。
アメリカ・カリフォルニア州南部にある気象レーダーが、雨雲ではない、130km2にもおよぶ巨大な影を捉えました。気象観測士がこの影を調査したところ、数百万匹にもなるであろう、テントウムシの群れだったことが明らかになりました。
The large echo showing up on SoCal radar this evening is not precipitation, but actually a cloud of lady bugs termed a "bloom" #CAwx pic.twitter.com/1C0rt0in6z
— NWS San Diego (@NWSSanDiego) 2019年6月5日
このような大群になった理由について専門家は、昨冬の気候がテントウムシに合っていたため、例年より多くが冬を越せたことを挙げています。
ちなみに、「lady bird」や「lady bug」の「lady」ですが、「女性」ではなく「聖母マリア」を意味するそうです。
また、どうしてテントウムシを指すのに聖母マリアが使われたのか、という理由ですが、かつて聖書などに描かれていた聖母マリアが赤いマントを羽織っていたから、という説や、欧州で一般的なナナホシテントウの7つの星が「聖母マリアの7つの悲しみ」を意味するから、という説があるようです。
第2問
【8日、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手に6号ホームランを打たれたサウスポーで、大谷選手と同じ花巻東高校出身の選手は誰でしょう。】
正解は「菊池雄星」でした。
8日、メジャーリーグでマリナーズとエンゼルスの試合が行われ、同じ花巻東高校出身のメジャーリーガー、大谷翔平選手と菊池雄星投手の対決が実現しました。
花巻東対決 大谷が菊池からホームラン #nhk_news https://t.co/ZOOdPx4UdN
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月9日
最初の対決となった初回は、詰まった当たりでしたが転がった場所が良く、大谷選手は内野安打で出塁。2回にも両者は対戦し、こちらはファーストゴロに打ち取った菊池選手が勝利。そして4回は、大谷選手が今シーズン6号となる本塁打を打ちました。
その後、菊池選手は降板したため、メジャーでの両者の対戦成績は、3打数2安打1本塁打となっています。ちなみに、日本国内でもこの両者は対戦しており、国内での通算成績は5打数2安打3三振です。
なお、このホームランボールについては、花巻東高校に寄贈されるとのことです。
第3問
【6月8日から9日にかけて、20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催された、日本の都市はどこでしょう。】
正解は「福岡市」でした。
8日から、福岡市で20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開幕しました。日本での開催ということで、麻生副総理兼財務大臣と日本銀行の黒田総裁が議長を務めています。
20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議とは、1999年から毎年開催されている国際会議です。参加各国の財務大臣や中央銀行総裁、IMF(国際通貨基金)や世界銀行など国際機関の代表が参加し、主要な国際経済問題について議論します。
今回は、いわゆるGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)に代表されるIT企業への国際的な課税ルールや、米中貿易摩擦などによる世界経済の減速などについて話し合われました。
誤答選択肢の「つくば市」は、同じく6月8日から9日の日程で開催された、20カ国・地域(G20)貿易・デジタル経済大臣会合の開催地です。
また「大阪市」は、6月28日、29日の日程で開催予定の、20か国・地域(G20)首脳会合、いわゆるG20サミットの開催地です。