センター対策の動画をアップしましたので、それにあわせて内容を文章に簡単にまとめました。
動画を見る時間がない!という人にはオススメですが、かいつまんだ内容にはなっています。
動画を見ていただいた方がしっかり伝わると思いますので、下の方に動画を貼り付けておきます。
今回言いたいことはズバリ、「各科目によって、過去問演習のやりこみ度は違う」ということです。
センター試験後に私大や国立二次を控えているみなさんにとって、センターの勉強をすべきか、志望校の試験対策をすべきかは大きな問題かと思います。
しかし、センター試験は、基本的な難易度とは言え各科目によってクセや傾向が異なります。
ですので、今回はそのセンター試験の「クセ」を各科目ごとに簡単に分析し、「センター試験の過去問演習をどれくらいするべきか」「センターについての勉強がどれだけ二次以降に役に立つか」という視点をお届けしていきます。
あくまで「やりこみ度」分析であり、対策法そのものではありません。あしからず。
また、やりこみ度が低いからといって「全く過去問を見ない!」はやめてくださいね。少なくとも2,3年分ずつは解いてください。
目次
英語
やりこみ度:☆☆
たとえ長文問題でも文章構造は簡単で、流れが掴みやすいことが多いです。
自分の志望校の勉強をしていたらある程度実力はつくと考えられます。
ただ、文法・アクセント・発音は苦手な人はやっておいた方が良いでしょう。
そこまで難しい問題は出ませんが、浅く広く抑えておきたいですね。
国語
やりこみ度:☆☆☆
国語はある程度丁寧に読まなければならず、時間との戦いとなります。
慣れるためにも演習はしっかりした方がいいでしょう。
古文漢文は特にいい問題が多く、二次試験と内容が大きくかぶってきます。
センター演習が二次の力に繋がると考えて進めていきましょう。
数学
やりこみ度:☆☆
どういう解き方が向いているか、どういう問題に時間をかけるのが向いているか、といった判断が要求されます。
それを事前に把握するためには演習をやっておいた方がいいでしょう。
しかし問題パターンはさほど多くないので、国語ほど演習の必要はないという印象です。
世界史
やりこみ度:☆
見かけは文章題ですが内容は○×クイズの連続です。
知識さえあれば解けるタイプなので、形式慣れは必要ありません。
地理
やりこみ度:☆☆☆
いい問題が多く、センターを解くだけで学べることも多いです。
形式慣れという意味も含め、演習はしっかりするべきでしょう。
日本史
やりこみ度:☆☆☆
問題の癖が強く、二次の傾向とは異なることが多いでしょう。
資料の対策などは授業では不十分なことも多く、たくさん解いた方が良さそうです。
倫理・政経
やりこみ度:☆☆
文章量が多いので文章慣れは必要ですが、内容的には演習必須科目ではありません。
資料集や参考書の勉強の方が効率はいいでしょう。
物理
やりこみ度:☆
基礎的な公式だけで満点が狙えると言われるほど、基本に忠実な作りになっています。
参考書や問題集の勉強で点数は十分伸びるでしょう。
化学
やりこみ度:☆
物理と同じく、基本に忠実な内容です。
参考書で勉強すると自ずとセンターの点数も上がるはずです。
生物
やりこみ度:☆☆☆
問題に癖があり、満点を取るのには苦労が必要です。
理系科目では一番演習をする価値がある科目です。
地学
やりこみ度:☆☆
過去問とのかぶりは大きく、出題パターンはいくつかしかないと考えられます。
演習でしっかり網羅すると高得点が狙えるでしょう。