みなさまごきげんよう。文章を読むのも書くのも好きな編集部の石田武蔵です。
実は私、編集部で一番筆が早いようで、結構同僚に驚かれたりします。「なんでそんなに書くのが早いの?」と訊かれることもありますが、特に何かしているわけでもないので毎回うんうん唸って、最後に必ず「まあ、本が好きだから」と返している気がします。
▲読書は日常を「いい感じ」に彩ってくれます
さて、今回は「読書の秋」ということで「本」について書いていきたいと思います。「なんクイ」なので最後にクイズもありますよ!
ただ、残念ながら本記事にマダガスカル要素は一切含まれていません。マダガスカルの登場を期待していたみなさま、ごめんなさい。
「お嬢様」は紅茶と読書がお好き
最初に読んだ本は覚えていませんが、小学生のころに「マジック・ツリーハウス」シリーズを数冊、小さな鞄に入れて登校していた記憶があります。それからしばらくは特に「これ!」という本にハマりはしなかったのですが、小学校高学年のころ、親が買ってきた「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズの『ハワイ幽霊城の謎』を読んで、そこからミステリにハマりました。
作者の はやみねかおる さんが書き出す独特のキャラクター、そして物語に隠された謎。全てに心惹かれました。
その後、20年ちょっとの短い人生ですが、比較的本を読んできたのではないかと思います。最近読んだ本を挙げていくとこんな感じです。
▲もっと読みたい気持ちはある
やっぱりミステリが多いですね。上から3つ目の『不死探偵・冷堂紅葉』はいわゆる「ライトノベル」という扱いながら、トリックがかなりしっかりしていて面白かったです。ケン・リュウさんは
惜しくもこのリストに入らなかったものだと、米澤穂信さんの『栞と嘘の季節』(『本と鍵の季節』の続編)とか、京極夏彦さんの『
▲ここぞとばかりに難しそうな本を出してきて謎アピールをする悪い大人
ここでクイズの話
さて、ここからはクイズの話です。僕はよくQuizKnockで「このクイズ面白い!」と思いながら仕事をしています。納得する一方でこうも思いませんか?「いや面白いクイズって何やねん」と。
いろいろあると思いますが、個人的に面白い問題の1パターンとして「意外な共通項問題」というのがあると思います。
たとえば、いわゆる「ベタ問」(出題頻度が高いクイズのこと)扱いされるこれ。
問題:タヌキとキツネはともに何科の動物?
こちらの問題の答えは「イヌ科」です。
タヌキとキツネって全然別の動物というイメージがありますし、何なら即席麺の名前にもなっているように、対比されるような動物だと思います。そんな2種類の動物が、実は同じ科の動物だという事実、面白くないですか?
▲そのほか、「どちらもかわいい」という共通点があります
このように「一見真逆だったり、無関係であったりするふたつの物事の共通点を出す問題」は、問題を聞く側に「意外さ」をもたらしてくれるのではないかと思います。
ということで、今回は私の好きな「本」から、このような「意外な共通点」を問うクイズを作ってみました。それでは張り切ってどうぞ!
(なお、本クイズ・および解説には、当該作品の面白さを損なうようなネタバレなどは一切ございません。安心してクイズをお楽しみください)
最後に、クイズの「面白さ」は人によって変わるものです。自分の好みに「刺さる」という言葉がありますが、どのような問題が刺さるのかはその人次第。まったく興味を持てないジャンルの問題を出されても面白くはないですよね。
逆に言えば、出された問題を咀嚼したり、今回のような「一捻りしたクイズ」を作ったり、クイズを楽しみ尽くすためには「しっかりとした知識」が必要なのかもしれませんね。
では、またいつかどこかで。Au revoir !
……え、オチがない? 記事の最後にヨルダンのタクシーを勧めていた石田はどこいったのかって?
別にいいじゃない、オチくらい。
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