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提供:カシオ計算機
インタビュー協力:オグラサトシ大野 水季ノブ
制作協力:ソフロレリア


こんにちは、QuizKnock編集部の川嶋です。はじめまして。

この度QuizKnockでは、カシオ計算機さんの電子辞書“EX-word(エクスワード)”シリーズとコラボレーションをさせていただくことになりました〜!(パチパチ)

筆者は、EX-wordのヘビーユーザー。高校生のときから使っており、大学生で一度買い替え、9年近く経った現在も編集業務のお供に愛用しています。

▲筆者の愛用電子辞書(XD-D7200)

筆者の高校〜大学生のときはちょうど電子辞書の過渡期だったらしく、買い替えた際は、液晶がカラーになり、タッチペンで手書き入力が可能になるなど、その進化に感動したものです。

さて、今回約9年ぶり(!)にEX-wordの最新機種を触らせていただきましたが、その進化は止まっていませんでした!(すごい!)

▲今回ご紹介するEX-SX4800

この感動を誰かと分かち合いたい……。ということで、今回は電子辞書ユーザーであるQuizKnockライターに最新機種を見てもらい、一緒にその進化に感動してもらいました!

「電子辞書ってどれも一緒じゃない?」と思っている方や、新学期に向けて「何を買えばいいのかわからない」という方必見です! 合わせて、それぞれの電子辞書の使い方も聞きましたので、ぜひ学習の参考にしてみてください。

電子辞書は僕にとってのスマートフォンでした。

さて、誰と話をしようか、とQuizKnockライターたちの電子辞書遍歴を聞いたところ、大学4年生にしてすでに電子辞書が3台目だというライターを発見。

※今回は緊急事態宣言の影響により、Zoomでのインタビューとなりました。

独特な電子辞書遍歴

ーー今の電子辞書が3台目だと伺ったんですが、買い替えていた理由を教えてもらってもいいですか?

そのとき自分が欲しいコンテンツが入っている電子辞書に買い替えています。

中学生のときに高校生モデルを、高校生のときに理化学系のモデルを、大学生のときに第2外国語で選択していた中国語の辞書が入っているモデルを買いました。

▲オグラくんが使っている理化学モデル(XD-K9850)

ーーん……? 中学生のときに高校生モデルを使っていたんですか?

中学で習うこと以上のことを知りたかったんです。ブリタニカやマイペディアなどの百科事典や、高校数学解法事典などを読んでました。ロイヤル英文法なども読んでいたかな。

高校生モデルを買った理由は広辞苑が入っていたからです。中学生モデルには入ってなかったんですよね。選ぶときは自分の欲しいコンテンツを吟味して選ぶことをおすすめします。

ーーなるほど。どういう使い方をしてたんですか?

中学校で習ったことを手がかりに、検索をして知識を広げていくという感じでした。手がかりがない場合は、用語集などの項目別で読めるコンテンツを第一章から読んでましたね。

ーーなんと! 電子辞書に入っている辞書を読み物として読んでいたんですね。紙辞書との違いは何でしょう?

どう考えても引くのが早い。かさばらないのも良かったです。デスクが散らかっているタイプなので、コンパクトに調べられるのが良いです。

漢字を書いて調べられるのも良い。スマホやパソコンだと難しい機能だと思います。

手書き入力は確かに便利でした。筆者は国語国文学科の出身で、漢文を白文で読まなければいけなかったので、漢語林の手書き入力を重宝していましたね。

あと、ブランクワードサーチも好きです。あいまい検索ができるんですよ。はてなマークと波線マークを使って検索するんですけど、クイズの誤答選択肢を作るのに使っています。

例えば、「拵える」が正解の問題の場合、誤答選択肢も「〇〇える」にしなきゃいけないんですけど、広辞苑で「〇〇える」で検索して全部の「〇〇える」を見て、選択肢を作ってます。だから、今もバリバリ使っていますね。

ブランクワードサーチ初めて聞きました。それはQuizKnockライターに嬉しい機能!

電子辞書好きにはたまらない最新機能

ーーでは、最新機種を見ていきましょう。印象はいかがですか?

キーボードが打ちやすそうなのが良いですね。昔はキーボードが小さくて打ちづらかったんです。配列もちゃんと考えられている感じがしますね。

全コンテンツの履歴が見られるようになったのはすごく便利ですね。それは欲しい。

▲打ちやすく設計されたキーボード

ーー履歴機能ってどんなときに使うんですか?

高校生のときは、履歴からクイズを作っていたこともありました。

僕にとって、わからないこと=おもしろいことだったので、わからなくて辞書で調べたことはそのまま僕のおもしろいことだったんですよ。だから、履歴からクイズを作っていました。クイズメモ代わりです。

僕の使っていた電子辞書は、辞書ごとにしか履歴を見られなかったんですが、最新機種は全コンテンツの履歴が一緒に見られるので、それがそのままクイズメモになりますね。

クイズプレイヤー的には履歴が全部見られるのは嬉しいです。進化を感じます。

▲履歴一括表示で全辞書の履歴が閲覧可能に。以前は辞書ごとでした

ーー最新機種を使うほうが良い理由って何かありますか?

コンテンツの違いじゃないですかね。広辞苑も改訂を重ねられていて、語彙も増えています。最近第7版に改訂してますよね。第5版だと厳しいなと思います。やはり新語が増えていくので。

どんどん新しいコンテンツが増えて、機能も増えて使い心地が良くなっていくのを感じますね。

オグラくんは、カシオのホームページにあるEX-word 収録コンテンツ一覧表で、欲しいコンテンツにチェックを入れていき、電子辞書の機種を選ぶんだとか。

あれ、日本文学が2000作品になってる! (日本文学は)作家別や作品名別に一覧になっているのが嬉しいですよね。

国語の教科書では省略されている部分を読めるのが良いです。例えば、夏目漱石の『こころ』も「先生と遺書」しか収録されていないことが多いじゃないですか。あそこがクライマックスなので、それだけ読むというのもわかるんですけど、やっぱり前の部分を読んでから読んだほうが良いなと思います。

コナン・ドイルとか、世界文学を英語で実際に読むのもおもしろいです。

世界文学って英文掲載なのか。知らなかった。

あれ、画面が読みやすくなってますね

感動だな。もう1個買おうかな。

▲Zoomの画面越しに世界文学の画面を見せる筆者と画面の見やすさに驚くオグラくん

▲世界文学1000作品の画面

ーー電子辞書購入の際に、外せないコンテンツはありますか?

広辞苑と、ロイヤル英文法が好きだったので、それは必須ですね。あとは、ブリタニカやマイペディアといった百科事典系。

山川の用語集が入っているのも大事ですね。用語集には普通の辞書には載っていないような言葉が載っているし、解説も詳しい

用語集は項目別でも見られるので、引くのではなく、ひたすら読んでいくということもしていました。網羅的に知識を深めていくんです。中学のときから読んでましたし、高校になってからも繰り返し読んでました。

読み物系は大切ですよ。結構読んでました。中学生のときの僕にとってのスマートフォンでしたね

オグラくんは、想像していた以上に電子辞書を使い倒していた猛者でした。

電子辞書全盛期は中学時代だったそうで「僕の中学時代は電子辞書とともにありましたよ」とのこと。なんかカッコいい。

ありがとうございました!

履歴が全辞書統合になったのは、僕的に一番アツい。

さて、続いては先週ライターデビューしたばかりの大野くんにお話を伺いました。大野くんも買い替え経験があるとか。

※こちらもZoomでのインタビューです。

本で出てくる知らない単語を調べた少年時代

初めて電子辞書を使ったのは小学生のときです。父のお古でした。

子供の時から読書が好きで、わからない言葉を調べるのに抵抗がなかったんです。紙辞書って何冊も揃えられないじゃないですか。それを見かねた父が、使っていない電子辞書を渡してくれました。

それで本に出てくる知らない言葉を調べていました。国語辞典、百科事典、漢字辞典をメインに使っていましたね。クイズ番組で出てきた知らない言葉も調べていました。

ーー高校生のときに買い替えたのはどうしてですか?

高校1年生のときに教科書販売と一緒に、電子辞書販売のチラシが配られていたのがきっかけです。

僕の通っていた高校は第2外国語があってドイツ語を選択していたんですが、EX-wordは追加コンテンツをSDカードで入れられると書いてあったので、買いました。紙の辞書は重いですからね。

ーー高校時代はどのように使っていたんですか?

メインで使っていたのは、英語の授業と、国語の古典の時間でした。わからない英単語や、古語をその場で調べるという使い方をしていました。

あとは、暇なときに百科事典を眺めたり、日本文学の作品がいくつか入ってましたよね? それを読んだりしていました。当時から僕はクイズ研究会にいたので、クイズのネタ探しも電子辞書でしていましたね。

ーー電子辞書を持っていて良かったことはありましたか?

大学でも第2外国語でドイツ語を取っていたんですよ。大学のテストって辞書持ち込み可というのがあったんですね。電子辞書を持っていたので、紙でパラパラめくって調べるより楽に検索ができたのが思い出に残っています。検索速度は段違いです

それこそ関連項目もワンタッチ、ツータッチで飛べるのもありがたかったですね。

細々したストレスが解消されている最新機種

ーーでは、一緒に最新機種を見ていきましょう。印象はいかがですか?

履歴が辞書ごとじゃなくなったのは、めちゃくちゃ便利ですね。履歴はすごく使ってましたよ。授業中に見ていた単語を、あとでクイズにしたいというときに確認したり、ジャンプ機能で渡り歩いていたものの続きがやりたいというときに履歴で最後の場所を見つけてやったりしました。

あと、1年くらい前の履歴をあとから見返すのとかも楽しいんですよ。そのとき自分が何に興味があったのかとかがわかるので。

比較的ヘビーユーザーだと思っていた筆者ですが、上には上がいました。履歴ってそう使うんだ。

僕は複数辞書検索をめちゃくちゃ使ってたんですよ。複数辞書で検索すると、どの辞書だったか忘れちゃって、探すのが大変なんですよね。

ヒストリーが全部まとめて見られれば、どの辞書だったか忘れちゃったときに、どれだったっけとやらなくて済むので助かりますね。

ーー複数辞書検索、便利ですよね。

よっぽどピンポイントで、この辞書ではなんて書いてあるんだろうというとき以外は複数辞書検索を使いますよね。あ、でも複数辞書検索はちょっとだけ検索に時間がかかる印象があります。

それがめんどくさいときは、単体の辞書で検索しますね。古語とかは複数辞書検索で検索してもしかたないじゃないですか。そういう場合は、複数辞書ではなく普通に検索してました。

▲最新機種ではホーム画面で複数辞書検索ができるようになっています

ーー確かにラグがありましたね。今手元にある最新機種は、複数辞書検索でも瞬時に結果が出ます!

すごい。マシンパワーが上がっていて、進歩してるんですね。

ーー最新機種を使うメリットって何だと思いますか?

ボタンの押しやすさとか、細々したストレスが解消されているように見えるのが良いですね。

デフォルトが複数辞書検索で、ホーム画面から横断検索ができるというのは電子辞書の強みが生かされていると思います。

検索速度も、古いものより新しいもののほうが絶対速いですよね。電子辞書は便利なんですけど、入力から結果が出てくるまでワンテンポ遅れるのがストレスでもあったので、そういうところが解消されているのは良いと思います。

ーー最新機種を買うか迷っている人が買いたくなるポイントってなんでしょう?

日々使う道具って、ちょっとストレス要素があると嫌になっちゃうじゃないですか。ペンがちょっと太くて書きづらいとか。

シャーペンとかボールペンとか、そういうものは個々人が自分に合うものを探して買うと思うんですけど、そういう感じで辞書もいつも使うものなので、ストレス要素が企業努力でなるべく排除されている新しいものというのは、すごく良いんじゃないかなと思います。

すごい。学生時代にこんな使い方できてたらなということをたくさん聞けます。ありがとうございました!

さて、クイズプレイヤーが続いたので、普通の学生にも話を聞いてみたい。ということで、次ページではカシオさんのサイトにも登場している、乾とノブのお話です!

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QuizKnock編集部

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