สวัสดีค่ะ(タイ語で「こんにちは」)Jenniferです!
2016年の夏。タイのある村でホームステイしていたとき、私は驚くべきものを発見しました。
ホームステイ先でおいしいご飯を食べながら、ふと部屋に飾ってあるカレンダーを見てみると、そこには衝撃の数字が。
いやいや、今年(当時)は2016年のはず。まさか、タイは500年も進んでいるんだろうか……? ホストファミリーに聞いてみると、どうやらタイでは「仏暦」を採用しているようです。
タイで使われている「仏暦」とは、どんなものなのでしょうか?
目次
「仏暦」とは?
「仏暦」は、仏教の開祖である釈迦が亡くなった年を基準として数える暦のことです。
この暦の数え方は、東南アジアなど仏教を信仰する地域で多く見られるそうです。釈迦が亡くなった年は諸説ありますが、一般的には西暦の紀元前544年とされています。さらに、仏暦には国によって2種類の数え方があります。
- 釈迦が亡くなった年を0年とする数え方(使用国:タイなど)
- 釈迦が亡くなった年を1年とする数え方(使用国:ミャンマーなど)
そうなるとミャンマーは、タイよりもさらに1年進んでいることになりますね。
ちなみに、私たちが普段使っている「西暦」は「イエスが誕生した年」を軸とした暦の数え方です。世界の暦は、宗教と強く結びついていることがわかります。とはいえ、多くの国で西暦を使っているため、東南アジアでも西暦を併用しています。
西暦2021年を仏暦に変換してみる
タイでの仏暦は、釈迦が亡くなった年を0年としていることがわかりました。ここで、私たちが使用する西暦をタイの仏暦に変換してみましょう。
タイの仏暦に変換するときに、簡単な語呂合わせがあります。西暦に543年、つまり「こよみ」を足します! 今年(2021年)は543年を足すと、仏暦2564年になります。数字が大きいと、なんだか未来を感じる……!
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