山手線で「時計回り」なのは内回り？外回り？【鬼は外、福は内】

クイズの解説

北方領土を除く日本最北端の地は「稚〇市」？

正解は、稚内わっかない市でした。

北海道にある稚内市は、本土最北端の市です。同市に位置する宗谷岬そうやみさきには、「日本最北端の地の碑」があります。

▲日本最北端の地の碑

稚内という地名は、アイヌ語で「冷たい水の出る沢」といった意味がある「ヤㇺ・ワッカ・ナイ」が由来となっています。稚内のほかにも、北海道にはアイヌ語に由来する地名はたくさんあります。たとえば、「〇〇内」「〇〇別」といった地名は、アイヌ語の「ナイ（沢）」や「ペッ（川）」が由来となっていることが多いです。「木古内きこない」や「登別のぼりべつ」など、みなさんが知っている地名もあるのではないでしょうか？

山手線で、時計回りのことを何という？

東京を走る山手線では、時計回りのことを「外回り」と言います。

「外回り」「内回り」という呼び分けは、日本の鉄道の通行方向に関係しています。日本の鉄道は基本的に左側通行なので、時計回りに進む電車は外側を、反時計回りに進む電車は内側を走ることになります。これを覚えておくと、乗る電車を間違えないようになるかも？

▲環状線のイメージ図 via Wikimedia Commons TAKASUGI Shinji, CC BY-SA 3.0（画像を加工しています）

日本の病院で、より多いのは？

日本の病院で内科と外科の数を比べると、多いのは内科です。

厚生労働省が発表した「令和4（2022）年医療施設（動態）調査・病院報告」によると、一般病院を対象とする調査で、内科が6581施設で一番多く、次いでリハビリテーション科が5630施設あることがわかりました。3番目は整形外科で4866施設、外科は4番目で4392施設あることがわかっています。

ちなみに、内科は主に薬を使った治療を、外科は主に手術による治療を専門としています。万が一のときに焦らなくて済むように、診療科を正しく覚えておきたいですね。

伊勢神宮で、天照大御神あまてらすおおみかみが祀られているのは？

伊勢神宮で、天照大御神が祀られている場所を、内宮ないくう（皇大神宮こうたいじんぐう）といいます。伊勢神宮は、約2000年前、天照大御神の鎮座地を探して各地を旅していた倭姫命やまとひめのみことが、天照大御神のお告げにより五十鈴いすず川のほとりに内宮を建てたのが起源とされています。その500年後、天照大御神の食事を司る神様として、丹波国たんばのくに（現在の京都府・兵庫県あたり）から豊受大御神とようけのおおみかみが迎え入れられました。この豊受大御神を祀っているのが、外宮げくうです。

内宮は右側通行で外宮は左側通行であることや、授与品のお守りの形が異なるなど、内宮と外宮で違うポイントはいくつかあります。

自分の意見を持たず、その時によって都合のいいほうについていくことの表現。「〇股膏薬」という？

正解は、「内股膏薬うちまたごうやく」でした。

膏薬とは、あぶらやろうで薬を練り合わせたもの。薬を太ももの内側にはると右足にも左足にもくっついてしまうことから、定まった意見を持たず、場合によって立場を変えるという意味で使われています。同じような意味の言葉に、「日和見ひよりみ主義」「風見鶏」などがあります。

最後までお読みいただきありがとうございました！　次回の「二択でGO」にもぜひ挑戦してみてください！