花は桜木、人は武士。どうも伊沢です。
ついに2017年度が始まりました。 僕自身この4月に大学院に進学し「何をすればいいんだ……アワワ」的に慌てていましたが、始まってしまうと流されるまま物事が進んでいきました(現在進行形)。 やはり、何事も「とりあえず形から入ってみる」ってことは大事なんだなぁと、感じます。環境が人を変える!
ということで今回は「簡単に変えられる環境」として、いちばん身近な仕事グッズである文房具を5つ、僕のチョイスでご紹介いたします。 流行のグッズではありませんが、僕が使い込んだ上で「これはしっくりくる」と思ったものを選んでいます。
文房具も服と同じようなもので、自分にマッチするかどうかはニーズとシチュエーション次第です。とはいえ、いろいろな状況に応用できるグッズを選んだつもりなので、ぜひお試しあれ!
①ノートは見直し、追加するもの! プチルーズリーフで賢く復習!
昨今はパソコンでノートを取る、なんてスタイルも増えてきましたが、やはり記憶には「てしごと」が大事。 ただ板書を写すのではなく、その場で覚えようと集中するのが一番です。 ……なんて、そうカンタンには上手く行きません。 集中してノートを取っていると、書き漏らしたり、間違えて書いてしまう事項も少なくありません。
しかも、応用問題が出てきたり例外的な事項があると、ノートにまとめるのも大変ですよね。
そこでオススメするのが、marumanの「書きやすいルーズリーフ ミニ」に代表される「ちっちゃなルーズリーフ」。
追加で出てきた内容、ちょっと思い出したこと、問題を解くコツ、そして先生の雑談……。 ノートを作ったときには書ききれなかった内容を、このルーズリーフに書いてはさめば、簡単にノートの継ぎ足しが出来ます。
せっかく作ったノートを定期試験後に放置してしまうのはもったいないです。ともすると受験の時まで使えるかもしれません。 小さなルーズリーフで足りないところを補完して、無駄のない積み重ね学習を進めましょう。
上の図のように、数学の問題(コピーでも○)を上のミニルーズリーフに、答えを下の紙に書いて「数学解法一問一答」を作ることも出来ます。 数学の攻略の第一歩は、問題文を見て解き方を瞬時に思い浮かべる訓練からです。これをペラペラして、何度も同じ問題を復習しパターン化しましょう。
②手への負担を軽減 軽くてスタイリッシュな見た目に惚れるシャーペン
試験中に聞こえる、シャーペンの「コツコツ」という無数の音。得も言われぬ快感ですよね! 板書の多い授業や長い会議のメモ、論述系の試験……いっぱい書くと、手も疲れます。
そのような場面でパワーを発揮するのが、ドイツのメーカー・rotringの製図用シャーペン。 最近日本の文具売り場でも展開されているrotring。ドイツらしい無骨でシャープなデザインがカッコイイ。
製図用のシャーペンということで値段は1000円超え。しかしその分しっかりとした作りで、何より「軽い」! ただただ軽いのではなく、グリップ部とおしり部分は少し重く作られているので「書いていて軸のぶれない軽さ」になっているんです。
製図用でも、芯は通常の0.5mm、0.7mmも用意されています。普段使いしていて不便はありません。 単純に見た目がカッコよく、それでいて機能性にも優れたシャーペン。さあ、ちょっと贅沢しませんか?
③小さな筆箱でも無理なく使える ジャストサイズな修正テープ
最近は、細長いペンケースが主流。文房具もたくさん持ち運ぶと何かと不便です。 そんなとき、レギュラーから落とされやすいのが修正テープ。かさばるくせに、主戦力として使う場面はあまり来ません。
でも、ボールペンで書き間違いをした時「あぁ~修正テープ持ってくればよかった……」となった経験はどなたにでもあるはず。パーティーに一人いてくれると嬉しい、修道士タイプの文房具です。
そこでこれ。ぺんてるのpetit-corre(ぷちこれ)。小指くらいの小ささで、スペースを取りません。 カラーリングも豊富で、どれもパステルでオシャレ。従来のデッカくメカニカルな印象を覆した修正テープです。もちろん、幅はしっかり確保。
小さいとすぐなくなっちゃうのでは? という心配もご無用。ちゃんとリフィルが売られているので、なくなっても詰め替えれば同じものが使えます。 お値段も抑えめの150円ちょい。小さいけれども力強い味方です。
④とにかく目立つ! 主張しまくる赤ペンが復習を否応なく促す
受験勉強からオフィスワークまで、現代人の必須アイテムといえるのが「赤ペン」。 ノートの強調にも、原稿直しにも、ちょっとしたメモにまで使えるスグレモノです。
昨今の赤ペンは0.3mmを越えた「細字化」の一途を辿っています。最先端の商品はその細さを競い合い、人々も細い赤ペンを欲する文字通りの「先端」産業です。
否!
文章へのペン入れなど細かさが求められる用途ならともかく、強調の意味で赤を使う場合に細さはディスアドバンテージ! 強い印象を残すには、とにかくブッとい赤である必要があります。
故に、このPILOT ReXGRIP 1.6。1.6mm! その太さ、画像で見れば一目瞭然。ペン先もずんぐりむっくりのいかついボールペンです。
赤シートを使う暗記テキストや、見て覚えるためのノート、日常の注意書きなど、本当に大事なことを書くのには最適! 印象の強さが半端なく、最初はこのペンを使うという行為自体が楽しくなって多用しちゃいます。 芯が太いだけなのでペンケースにも普通に入ります。こちらはたくましい味方です。
⑤単語帳の心強い味方 ミニ付箋を張りまくれ
勉強でも仕事でも、大事なことは「復習」です。 同じミスを2度しないこと。少なくとも、2度めはより良いミスをすること。これを重ねていくことがナイスなライフへの一歩です。
でも、大量の情報の中から必要なものをピックアップして復習するというのは大変なことです。 特に受験や資格試験の本・単語帳などは、何度も見直さなければならないのに量が多くて管理が行き届かなくなることが多いですよね。
そこで、僕が使うのは3Mのポストイット・スリム見出しタイプ!
間違ったものや確認したいことにチェックマークをつけている人は多いと思います。 でも、それってページを開いてよく見ないとわからないですよね。答えが書いてある単語帳だと致命傷になりかねません。
しかし、この付箋だと外から見て分かる上に、ページを開いた瞬間どこを見ればよいかがわかります。 なので、大量に使ってもどのページにわからなかったことが書いてあり、そのページのどこを見れば良いかも分かりやすいのです。
その結果として、僕の単語帳はこんな感じになりました。ちなみに、色分けにはまったく意味がありません。 「一周回ってアホちゃう?」といわれそうですが、付箋のついている単語を10ページ刻みで完璧に正解するまで復習しつづけ、苦手の英語を克服できました。
英単語だけでなく、ノートにも教科書にも、手帳にまで使えます。外から見てもわかりやすく、小さいのでかさばらないのがナイスなポイントです。
僕は「何度か間違えた単語は本番でも忘れそうなので何十回正解しても見直す」主義だったので付箋をはがしませんでした。 でも、小さい付箋は「はがしやすい」こともメリットです。バンバン使って、完璧になったらポイポイはがしちゃう使い方でも便利です。
ほとんど覚えたなと思ったら、単語帳の目次を使ってテストしてみよう。第二の単語帳の完成だ。
さて、ここまで僕がオススメする文房具を、メーカーもバラバラなままに選んできました。 いずれも、現在の売れ線とは微妙にずれているかもしれません。しかし、これらは僕がある程度長い期間使って便利だと思えたグッズばかりです(故に流行りは過ぎてしまった……)。
文房具ひとつで能率が格段に上がる、ということはあまりありませんが、自分のアイディアを少しでもスムーズにまとめられたら気分がいいですし、単純に使ってて楽しいですよね。
ぜひ、ここで紹介した商品を使ってみてください。そして、よりよい文房具との出会いがありますように!