アメリカドルさえ信用してくれないときも!?
これは大学院の先生から聞いた話ですが、数十年前にラオス国内で「アメリカドルの偽札が出回っている」という事例が多く発生したそうです。
そのためか、実際に私もアメリカドルでお支払いを済ませようとして、店員さんに渋られる場面がありました。
お札を広げてまじまじと見てからレートを計算してもらったり、ドル札を見た瞬間に「無理!」と言われたり……(もしかしたら計算が面倒だったという可能性もあるかもしれませんね)。
ちょこっと余談
現在のキープのレートはびっくりするほど安定しないため、電卓が必須。ナイトマーケットなどでアメリカドルやタイバーツを利用して支払うときは、お店の方がスマホの電卓で現在のレートをしっかりと確認してから値段を教えてくれます。
私も旅行中にレストランで食事をしたとき、アメリカドルで支払おうとしたらお金が足りず、タイバーツも一緒に混ぜて支払ってしまったことがありました。するとお釣りは大量のキープで返ってきて、3つの通貨が流通していることを改めて実感したのでした。
ヴィエンチャンの魅力をご紹介!
ここまでラオスの少し暗い話をしてしまいましたが……。美しい街並みや美味しいご飯など、ラオスにはいいところがたくさんあるんです。
最後に、今回の滞在中に感じた首都・ヴィエンチャンの魅力を厳選して3つお伝えさせてください!
治安◎ 穏やかでゆったりとした街
東南アジアというと人や乗り物が活発に行き交う光景を想像するかもしれませんが、ヴィエンチャンは真逆で非常に穏やかな街。
研究の同行が終わった夕方は、毎日のようにメコン川沿いに設営されている遊園地と夕日を眺めながら、ゆったりと過ごしていました。
よく「海外旅行に行ったら夜は外に出ない方がいい」という話を聞きますが、ラオスは23時ごろまで外で夕食を取っていても、街はのんびりとした雰囲気。治安も良いことを実感しました(貴重品の管理など、最低限の危機管理は必須ですが!)。
観光地が集まっていて巡りやすい
ヴィエンチャン市内は非常にコンパクトにまとまっていて、主要な観光地に行こうと思えば、レンタカーで3~4時間ほどで全部巡ることができます。
ラオスはフランスに植民地化されていた時代もあるため、どこかフランスっぽいオシャレな街並みと、仏教の国らしい歴史ある寺院を同時に楽しむことができますよ!
とにかく安い! ご飯が美味しい!
ナイトマーケットなどのローカルなレストランに行くと、30,000kip~60,000kip(約210円~420円)ほどでお腹いっぱい美味しいものを食べることができます。
特に、ティップカオという可愛い入れ物に入ったもち米と、山や川の恵みを受けた野菜たっぷりの料理は絶品です。
ラオス版バインミー(サンドイッチ)の「カオチー」もおすすめの一品。フランスパンのサクサク感と、エスニック風に味付けされたボリューム満点の具材の組み合わせが最高です!
現地に行ったときは、美味しいラオス料理をぜひお試しください!
3つの通貨が同時に流通するシステムも、不便というよりは不思議な雰囲気のうち。ラオスは美味しいご飯と、ゆったりした時間を過ごせる国です。
この記事を通して、ラオスに少しでも関心を持っていただけていれば嬉しいです。
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