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こんにちは、高松です。

高松Dの『収録までになんとかします!』」は、QuizKnockの動画収録の裏話や、僕の裏方としての仕事について楽しく紹介していく連載です。

【前回はこちら】

最近はちょくちょくショート動画の企画をしています。長い動画とは企画も編集ディレクションもぜんぜん違う感覚で楽しいですね。

鹿野くんのヤバ・アキネイターを世に出せたので、まだ見てない人は見てください。本当にヤバいので。

今回はQuizKnockメンバーとクイズAIが早押し対決をした「スコア日本一のクイズAI襲来!クイズ王ならAIより早く答えられるのか!?【人類vsAI】」の裏側をお届けします。

どんなプレーが飛び出したのか」「人間とAI、どちらが勝ったのか」といった動画のネタバレを含みますので、ネタバレを絶対に許さない方は動画を先にご覧ください!

〜以下、ネタバレ防止用高松〜

〜ネタバレ防止用高松おわり〜

「即行動」して実現した企画

この企画は、「第4回AI王 クイズAI日本一決定戦」の生配信を見ているときに思いつきました。番組に鶴崎さんが出ていたので見ていたんですが、そこでAIが人間といい勝負を繰り広げているのを目にして「AIと人間のクイズ対決をQuizKnockの動画で撮りたい!」と思ったんです。

▲クイズAIとQuizKnockがクイズをする企画です

「これはすぐやりたい!」と思い、クイズAIを開発した会社に連絡を取りました。番組を見たその日のうちに企画書を作って提出しました。

「AIと戦うクイズ」を作る

企画は無事OKをもらえたので、次は企画でどんなクイズで戦ってもらうかを考えます。これが、この企画において圧倒的に大事な作業でした。

というのも、クイズの勝敗は問題群に強く依存するものだからです。出題するクイズをどんなものにするかで、勝負の結果は簡単に変わってしまいます

▲早押しのタイミングも計算するクイズAI

AI王の配信から、AIには得意/不得意なジャンルや形式があることを学んでいました。AIはかためのクイズには強く、やわらかいクイズ時事問題には弱いという傾向にあります。

かたいクイズ:年号や固有名詞が提示される問題、学術用語が問われる問題を指すことが多い。

やわらかいクイズ:生活でよく耳にするような問題、ことばあそびなど柔軟な思考が必要な問題を指すことが多い。

つまり、AIの得意な傾向の問題を出し続ければAIが圧勝するし、その反対をやれば人間が簡単に勝ててしまうはずです。

▲たとえば、AIはなぞなぞが苦手(「【瞬殺】クイズ王がなぞなぞを5文字で正解します」より)

僕はこの動画では、人間とAIどちらが強いのかという「実力を厳密に比較する内容」にするつもりはありませんでした。AIと人間がいい勝負をして、どちらの良さも見られるものにしたかったんです。その点をふまえて、クイズチームの広井たちに協力してもらい、動画で使う問題を揃えました。

▲AIは時系列で答えが変わるようなクイズにも弱い

「これは人間が正解しそう」「これはAIが強そう」と1問ごとに勝敗を予想し、大きな偏りが生じないよう問題を選定していきました。

それから、ルールの設定もよく考えました。なにせ今回は、QuizKnockでクイズ専門のAIを扱う初めての動画。撮影がどう進むのか予想がつかないところもあり、内心ハラハラしながらルールを決めました。

ついにAIと人間がクイズ対決!

次ページ:高松Dも想定していなかった展開に!「〇〇が強すぎた…」

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この記事を書いた人

高松慶

QuizKnockの動画ディレクター、高松です。 主に企業案件の動画の企画/ディレクションをしています。

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